終りに見た街

2024年09月21日 | ドラマ

今夜、「終りに見た街」(テレビ朝日 21:00~)というドラマを観た。
原作が山田太一で、脚色が宮藤官九郎だった。
私はこのドラマがあることをかなり前から知っていた。
それは、毎週図書館で読んでいる週刊文春の宮藤官九郎のエッセイ「いまなんつった?」で知った。
これまで山田太一が何回かドラマにしたものを、宮藤官九郎が新しくシナリオを書いたという。

息子と娘と妻、それに認知症になりかけている母がいる家族と暮らす売れない脚本家の太一。
やっと買ったマイホームである日、窓から外を見ると景色が変わっていた。
住宅街にある家を買ったのに、まわりは樹木が茂る林の中だった。
少しづつ事情が分かってくる。
この家族は家ごと、昭和19年にタイムスリップしてしまったのです。

亡き父の戦友の甥である小島敏夫と、その息子・新也も共にタイムスリップしている事を知り、
終戦まで生き残るために協力していくことにする。
はじめに新築したばかりの家を焼こうと敏夫に言われるが、太一はそれができなかった。
そのうちに息子と娘たちが、昭和19年の暮らしに合わそうとする。
家族の中がぎくしゃくしていく。
太一と敏夫は、3月10日に東京の下町に大空襲があることをみんなに知らせようとする。
少しでも犠牲者をなくしたい、と考えた。
しかし家族の中の考えがばらばらになり、その行動もうまくできなくなってきた。

あらためて戦争は厭だと思った。



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