徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

デジカメ

2008-08-07 04:46:57 | Weblog
写真を撮ることも撮られることもあまり好きではなかった私、ドイツに来る前までは自分のカメラを持ったことはなかった。旅行や卒論で必要になったときは父のカメラを借りたり、いわゆる『使い捨てカメラ』を使っていた。

ドイツに来るにあたり、『せっかくだから写真でも撮ろうか』と思い、出国する直前に買いに行った。

が、普段使っていないため、何にもこだわりはないし、何を基準に選んだらいいか、製品の機能の違いもまったく分からず、とても困った。対応してくれた店員さんも困っていた。

結局、デザイン重視(見てかわいい、小さくて薄い)で選んだ。日本の大手メーカーだけれど、デジカメ部門のシェアはそれほど大きくなく、海外での認知度はやや低め、という会社。

デジカメ本体は小さく、あまり見かけない薄さだけれど、ちゃんと連写も出来るし、ビデオも撮れる優れもので、友達の間で結構評判となった。パーティなどで私がカメラを持っていない(もう、ここ2年ほどは持っていっていない)と、『あお、今日はあのカメラ持ってきてないの?』と今でも必ず聞かれる。

私はそのデジカメのバッテリーを2つ持ってドイツに来た。1年目の冬の時点で2枚のうちの1枚が明らかに充電できる量が少なくなった。暖ためるとバッテリーが使えるようになる。

2年目の春にはもう1枚も充電量が激減した。だましだまし使っていたけれど、新しいバッテリーを買おう、と決めた。

電気屋さんにそのバッテリーは置いていない

ソ○ーのような大手国際企業のバッテリーだと何種類も取り扱い製品があるけれど、私のデジカメの企業の製品は1種類だけしか取り扱いがなかった。

5月にポルトガルに旅行に行ったとき、私は自分のデジカメを一応持って行ったけれど、一緒に行った友達のデジカメをあてにしていた。それなのに、その友達、

デジカメを失くした

らしく、私のデジカメだけが頼りだった。暖めながら、こまめに充電しながらなんとか乗り切ったけれど、またもうすぐ彼女と旅行に行くことにしているので、両親に日本で買ってもらうようにお願いした。電気屋さんには置いていなく、聞いてもらったら、

生産中止

らしい…
父がネットで見つけてくれ、先日そのバッテリーが届いた。ありがたい。

私は『何も分からないから』と、何も考えずに電化製品を買ったけれど、いざ何かアクシデントが起こった場合、国際的な企業のほうが現地でいろいろ対処できることを今回のデジカメで学んだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする