徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ドイツの宅配サービス

2021-03-18 16:30:01 | Weblog
宅配サービス事情は、地域や配達員によって大きく異なるけれど、私が住んでいる地域では、集合住宅に配達があると配達員は

複数の世帯の呼び鈴を一気に押す

事が多い。「誰かが受け取ってくれればOK」な感じ。あお家が住んでいるアパートは大家さんとあお家の2世帯のみ。大家さん宅に宅配があってもあお家も呼ばれることが多い。2,3年ほど前には、呼び鈴が押され、私がインターホンに「はい」と返事をしても応答がなく、それでも、と思って玄関まで行くと誰もいなく

不在票

が残されていることが何回かあった。インターホンまでの10秒も待てないのか…基本、再配達はないので、翌日10時以降に最寄りの郵便局に受け取りに行くことになるのだけれど、

翌日10時に行っても荷物が届いていない

ことが多いので、お昼前に行くことが多かったけれど、お昼に行ってもまだ受け取れなかったこともあった。こういうことが続いたので、郵便局の人に言ったら、『

同様のクレームが他にも何件か来てる

ので、配達会社に伝えます』と言われ、その後は改善された。


去年からコロナウィルスが流行りだし、宅配は基本、非対面となった。配達員が呼び鈴を押し、反応があったら荷物を置いて立ち去るので、配達員と顔を合わせることはない。

去年の12月23日(水)、荷物が届いた。いつものように配達員はいなく、荷物だけが置かれていた。ガブリエラさん宛て。

住所はあっているけれど、ガブリエラという名前の人はいない

。クリスマス時期なので、大家さんの知り合いからのプレゼントの可能性もあると思い、すでに別荘に行っていた大家さんに連絡してみたけれど、知らない、というので、発送元のアマゾンサポートサービスに連絡してみた。電話で連絡をもらえるようにオンラインで連絡し、

「送信」のボタンを押して3秒後

に電話がかかってきた。仕事早いな。
ソクチくんが状況を説明した後の会話。
アマゾン:他の世帯かもしれないよ。玄関に置いておいたら本人が持って行くんじゃないの?
ソクチ:さっきも伝えたけど、ここは大家さんと家だけで、どちらにも○○という苗字の人はいない
アマゾン:じゃあ、受け取らなければよかったのに。なんで受け取ったの?
ソクチ:だから、荷物は玄関先に置かれていて、配達員とは顔を合わせていないんだ

ようやく状況把握ができたようで、返送用のラベルをメールで送ってもらい、午後郵便局に行った。郵便局の明かりはついていて、職員のいつものお兄さんが荷物の仕分けをしているのが見えたけれど、入り口に鍵がかかっていて入れない。

水曜は12時半までの営業

で、閉店中だった…
ソクチくんが窓から店内を伺ったらお兄さんと目が合ったのでちょっと手を挙げたら

電気を消され

お兄さんは奥の部屋へ…1回閉店中に開けたら今後も期待されるから、正しいとは思うけれど、私たちも自分たちのせいで来ているわけではないのに、ともやっとした思いは残った。
仕方ないので、翌日クリスマスイブに開店時間前から並んで返送した。

そしてつい先日、このガブリエラさん宛ての荷物が再び届いた。玄関先に置かれている荷物がガブリエラさん宛てであることを確認し、配達員はまだ近くにいるはず、と、探したら道路の反対側を小包を持って小走りしている配達員を見かけたので『すみませーん』と声をかけた。

『住所はあっているけれど、この苗字の人はいない』と伝えたら、表札を確認し、荷物のバーコードをスキャンし、持ち帰ってくれた。よかった。

というか、ガブリエラさん、誰なんだろう、と思う。私たちがこの部屋に引っ越してすでに10年。私たちの前に入居していた人はガブリエラさんではない。不思議。

コメント
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