私が参加しているプロジェクトは、毎日ラジオゾンデを飛ばしたり、ライダーを動かしているわけではない。天気予報を元に、convection(対流)がよく起こりそうな日をIOP(Intensive Observation Period)と呼び、その日に観測をする。
IOPかどうかは途中で変更になることもあるけれど4日後まで予報されている。オランダやイタリアなどから来ている人もいるので、「完全OFF日」というのが早めに決まれば一時帰国する人もいる。
いつIOPを行うかは毎朝7時からのオペレーションセンターでのミーティングで決定される(翌日以降のIOPについて)。オペレーションセンターに滞在したとき毎朝私もこのミーティングに参加した。といっても、ドイツ語だったので、あまりよく分からなかったけど。
週末、天気予報的には「ちょっと面白そうな天気になりそうだ」と報告され、1人は「土曜日、IOPにしよう」と言い出したが、別の1人が、
天気予報だけを元にIOPかどうかは決めてはいけない。観測する人たちのことを考えないと
といいだした。観測するときはチームによっては朝4時から翌深夜1時まで観測したりする。さらに、土日くらいは休日にしてもいいのでは?ということらしい。で、IOPにしよう、と言い出した人が、
自分は観測しているチームみんなとコンタクトを取っていて、彼らはとてもモチベーションが高いから大丈夫だ。こんなに興味深い日はもう来ないかもしれない
と。私はかなりこの人寄りで、3ヶ月という短い期間の中、取れるデータは取っておきたい、と考えるので、最終的にこの週末が完全Offになったのは意外だった(天気予報が変わったのかもしれないけど)。
その後、とある観測場所に行った。そこは2人でやっている。彼らはIOPだと朝4時くらいから午後11時くらいまで観測する。
ある日、そのチームからオペレーションセンターにSOSが入った。
誰か手伝える人を回してくれないか
と。たまたま来ていた学生さんが現場に向かった。
その日の夜、SOSを出した人と一緒に夕食を食べた。彼は2人で観測しているから
食事をする時間もない。1時間も自由になる時間が無い
と言い、その日手伝いに来た学生さんに関しては、
戦力になる人が欲しいんだよ。今日教えれば2,3日後に使えるようになるかもしれないけれど、「今」欲しいんだよ。自分はいつか、教授になりたいと思っているから、教えるのはかまわないけれど、「今」は無理
なんか、ものすごい現実を見ちゃった気がする。この彼は陽気なイタリア人だけれど、会ったとき、ものすごく疲れている感じがしていた。その理由を見た、って感じだった。翌日、オペレーションセンターからその彼に連絡をした。
今日も学生、必要?
当然、断っていました。
土曜のBBQのとき、IOPの話になった。
月曜のサイエンスディレクター(日替わり)はAなんだよね。彼さ、IOP好きじゃん
この後、特にだからどう、っていう発言はなかったけれど、やっぱり現場と指令では温度差があるのかしら。
今のところ、毎週末(土日)完全Off日。こういう攻防が繰り広げられているのかしら。でも、今週は完全Off日ではないけれど、IOPをしない日が何日かある予定なので、今週末はどうなるかしら・・・?
IOPかどうかは途中で変更になることもあるけれど4日後まで予報されている。オランダやイタリアなどから来ている人もいるので、「完全OFF日」というのが早めに決まれば一時帰国する人もいる。
いつIOPを行うかは毎朝7時からのオペレーションセンターでのミーティングで決定される(翌日以降のIOPについて)。オペレーションセンターに滞在したとき毎朝私もこのミーティングに参加した。といっても、ドイツ語だったので、あまりよく分からなかったけど。
週末、天気予報的には「ちょっと面白そうな天気になりそうだ」と報告され、1人は「土曜日、IOPにしよう」と言い出したが、別の1人が、
天気予報だけを元にIOPかどうかは決めてはいけない。観測する人たちのことを考えないと
といいだした。観測するときはチームによっては朝4時から翌深夜1時まで観測したりする。さらに、土日くらいは休日にしてもいいのでは?ということらしい。で、IOPにしよう、と言い出した人が、
自分は観測しているチームみんなとコンタクトを取っていて、彼らはとてもモチベーションが高いから大丈夫だ。こんなに興味深い日はもう来ないかもしれない
と。私はかなりこの人寄りで、3ヶ月という短い期間の中、取れるデータは取っておきたい、と考えるので、最終的にこの週末が完全Offになったのは意外だった(天気予報が変わったのかもしれないけど)。
その後、とある観測場所に行った。そこは2人でやっている。彼らはIOPだと朝4時くらいから午後11時くらいまで観測する。
ある日、そのチームからオペレーションセンターにSOSが入った。
誰か手伝える人を回してくれないか
と。たまたま来ていた学生さんが現場に向かった。
その日の夜、SOSを出した人と一緒に夕食を食べた。彼は2人で観測しているから
食事をする時間もない。1時間も自由になる時間が無い
と言い、その日手伝いに来た学生さんに関しては、
戦力になる人が欲しいんだよ。今日教えれば2,3日後に使えるようになるかもしれないけれど、「今」欲しいんだよ。自分はいつか、教授になりたいと思っているから、教えるのはかまわないけれど、「今」は無理
なんか、ものすごい現実を見ちゃった気がする。この彼は陽気なイタリア人だけれど、会ったとき、ものすごく疲れている感じがしていた。その理由を見た、って感じだった。翌日、オペレーションセンターからその彼に連絡をした。
今日も学生、必要?
当然、断っていました。
土曜のBBQのとき、IOPの話になった。
月曜のサイエンスディレクター(日替わり)はAなんだよね。彼さ、IOP好きじゃん
この後、特にだからどう、っていう発言はなかったけれど、やっぱり現場と指令では温度差があるのかしら。
今のところ、毎週末(土日)完全Off日。こういう攻防が繰り広げられているのかしら。でも、今週は完全Off日ではないけれど、IOPをしない日が何日かある予定なので、今週末はどうなるかしら・・・?
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