徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

夏の旅行-ザルツブルク編その2

2015-09-15 14:58:46 | 旅行


ザルツブルクでは、街中から少し離れたヘルブルン宮殿にも行った。この宮殿は、17世紀にとある

大司教

が建設させた夏の離宮らしい。この宮殿は仕掛けのある噴水で有名。
ツアーで回るけれど、1人のガイドさんがドイツ語と英語両方を話す。

写真は最初の噴水。ガイドさんが『だれか座りたい人はいますか?』と参加者を募り、子供たちが椅子に座った。ガイドさんが、『それでは、手をテーブルの上においてください。そして、何があっても座ったままでいてください』と言い、スイッチを押すと、

椅子の穴から水が…

そうか、「手をテーブルに」というのは、椅子の穴の上に座らないためね。ゲストの椅子からは水が出るけれど、

ホストの椅子からは水が出ない

ホスト自身は濡れないのか。

そのあとも、洞窟や池などで噴水を見た。どれも意外なところから水が出る出る。私たちは濡れたくなく、前のツアーで地面が濡れているところを避けて立ったけれど、それでも少し濡れた。

当日は暑かったので、ガイドさんもツアー客に盛大に水をかけていた。子供たちはとても喜んでいたけれど、1人、それはもう、大変なことになっている子供がいた。ガイドさんがお母さんに『

着替えはある?

』と聞いていた。お母さんは『あるわけないわよー』と笑いながら返事をしていた。

時々聞こえてくる他のツアーのガイドさんと比べて、私たちのガイドさんはとても上手だったと思う。ガイドさん自身もツアー客を噴水で驚かせるのを楽しんでいるようだった。

私たちは宮殿の中の見学はせず、でも、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のパビリオンは庭にあるというので、それだけ見に行った。サインがなければサウンド・オブ・ミュージックのパビリオンとは気づかなかったと思う。



最後の観光はミラベル庭園(写真)。天気はいまいちだったけれど、とてもきれいな庭園で、ホーエンザルツブルク城も見ることができる。ペガサスの噴水は、サウンド・オブ・ミュージックでマリア先生が子供と一緒にドレミの歌を歌った場所らしい。

ローズガーデンもあり、とても美しい庭園だった。ただ、オランジュリーと書かれている建物にはオレンジの樹はなく、オレンジ色の鳥がいた(もちろん、植物はあり)のが謎。

ザルツブルクも韓国人観光客がとても多かった。ミラベル庭園では、

自撮り棒

を使っている韓国人がとても多かった。韓国人よりも日本人が多かったのは『モーツァルトの生家』くらいだった。

ザルツカンマーグート、ザルツブルクでは、観光名所の入り口で写真を撮り、出口付近で絵葉書にしたりして売っていることが多かった。はやっているのでしょうか。




夏の旅行-ザルツブルク編その1

2015-09-14 15:47:04 | 旅行


念願のザルツブルクへ行った。ザルツブルクと言えば、

映画『サウンド・オブ・ミュージック』

私は中学生の頃に1,2回見たくらいで、歌のシーン以外ほとんど覚えていない。
ちなみに、この映画は

ドイツではほとんど知られていない

この映画の制作数年前に、トラップ大佐一家をテーマにした映画がドイツで制作されていて、そちらはかなり有名だけれど、サウンド・オブ・ミュージックはあまり有名ではないらしい。

さて、私たちはザルツブルク観光のため、ザルツブルクカードを買った。公共交通機関が乗り放題、観光名所の入場料が無料や割引になったりと、かなり使えるカード。ネットで見ると「ホテルでも購入可」という感じだけれど、私たちのホテルでは販売していなく、インフォメーションセンターまで購入しに行った。

写真はホーエンザルツブルク城(1077年建設、1500年前後に大規模に拡張された要塞)から見た景色。歩いても行けるけれど、ケーブルカーでも行ける。ザルツブルクカードで乗れるので、私たちはケーブルカーを使用した。お昼を過ぎていたのでケーブルカー乗り場の外にまで列ができていたけれど、

ザルツブルクカード保有者は直接乗り場へ行ける

ため(チケットを購入しなくていい)、すんなりとホーエンザルツブルク城へ行けた。ケーブルカーだとあっという間に山頂に着いた。山頂からの眺めが良かった。

内部は博物館になっていて、キッチンや暖炉、武器、拷問の道具などが展示されていた。天井もきれいに装飾されていた。

次はモーツァルトの生家へ。モーツァルトの子供用バイオリンや書簡などが展示されていた。当時は電気がなかったので、窓の多い部屋を居間、窓の少ない部屋を寝室として使用していたらしい。

744年に建設された大聖堂にはパイプオルガンが少なくとも5台あり、びっくりした。4台は同じパイプオルガンのように見えた。

ホーエンザルツブルク城からメンヒスベルクの丘が見えた。調べてみると、

エレベータで登れる

らしい。しかも、ザルツブルクカードを使用できる。せっかくだから、メンヒスベルクの丘からホーエンザルツブルク城を眺めよう、ということでメンヒスベルクの丘へ。



メンヒスベルクの丘からホーエンザルツブルク城を眺めているうちに、『ここから

歩いてホーエンザルツブルク城へ

行ってみる?』と、とてもドイツ人なソクチくんから聞かれた。『いや、暑いし。ケーブルカーで往復しちゃったからもうケーブルカー乗れないかもしれないし。乗れなかったら歩いて降りるんだよ』と丁寧にお断りした。実際腰痛が出ていたし。腰痛がなければ歩いたかも。

川方向から見るホーエンザルツブルク城もよかったけれど、メンヒスベルクの丘からホーエンザルツブルク城を見るのもよかった。





夏の旅行-ザルツカンマーグート編

2015-09-08 15:09:29 | 旅行


ザルツブルクへ行く途中、ザルツカンマーグートに立ち寄った。どの湖でもよかったのだけれど、ソクチくんが『じゃあ、ヴォルフガングゼーに行こうか』と言ったので、サンクト・ヴォルフガング(写真)へ行った。

駐車場事情がよく分からないので、一番最初の駐車場に入った。ソクチくんが『Gruess Gott』とあいさつをしたら係の人が、『わぉ。あなたは

ちゃんとあいさつできる

んだね。あそこの木の下が一日中日陰になるところだから、あそこに止めるといいよ』と案内してくれた。私たちが旅行をした週は、とても暑い週で

最高気温40度

だった。

車を止めて町まで歩こうとしたら、また係の人が『あっちから行くと景色もいいし近道だよ』と

英語で

教えてくれた。そうか、ドイツ語圏外の人だと思われていたんだ。教えてくれた道は湖のほとりの遊歩道で、とてもきれいだった。街中はしっかり

観光地

だった。私たちは標高1,783mのシャーフベルクに電車で行こうと、駅を探した。
小さい街なので、駅は中心値から少し離れたところにすぐ見つかった。

チケットを購入するための列

がすでに出来ていた。チケットは往復で33ユーロ。高いけれど、景色がいいらしいので行くことにした。電車は15分か20分おきにあった。





頂上に到着してまず最初にしたのは

帰りの電車の予約

チケット代はすでに支払ってあるけれど、窓口でどの電車で下山をするか予約しないといけない。私たちが行った日は、山頂も人が多く、「予約できる次の電車」が

2時間後

だった…山頂で2時間、どう過ごそう…

標高が1,800m弱だから、山頂は15度くらい気温が低くなるかも、と思って上着は持っていたけれど、帽子は持っていなかった私たち。気温は30度くらいだし、森林限界を超えているようで、高木はなく、主な日陰は駅と

カフェのみ

で、なかなか大変だった。
でも、お昼ご飯を食べて散策して、お茶をしたら2時間は結構すぐだった。

暑い日だったので、水蒸気が出て景色は白っぽかったけれど、とてもきれいな場所だった。


一時帰国-桜を愛でる

2015-09-07 13:56:09 | 日本


前回春に帰国したときは桜には少し早かったので、咲き始めの桜を楽しめた。ちょうど東京に滞在中に東京の桜の開花宣言がされた。

今回は4月上旬まで日本にいたので、

満開の桜

を楽しめた。カメラをもって散歩に出ては桜の写真を撮って家に帰った。見事に咲いている桜を見て、「こんなに満開の桜を見たのはいつ以来だろう」と考えた。

大学生の時や働いていた時は友達と花見をしたこともある。でも、こんなに咲き誇っていただろうか。当時は桜よりも友達と会うことが大事だった。通勤で使っていた電車の中から桜を見たことは覚えている。「きれいに咲いているな」とは思ったけれど、それ以上のことは思わなかった気がする。



実家の私の部屋から桜が見えた。20年前もこんなに見事に咲いていたのだろうか。それとも、桜の木が20年たって成熟し、見事な花を咲かせるようになったのだろうか。実家に住んでいたときは桜の花を気に留めたことはなかったように思う。

昔の人がよく桜を詠んでいたけれど、今その気持ちがよく分かる。母に『あんたも

歳をとった

わね』と言われた。その通りだと思う。


ハチの巣の駆除

2015-09-04 10:47:26 | Weblog
たぶん、コガタスズメバチに相当すると思われるHornisse (Hornet)の女王蜂が5月、テラスに出る窓のシャッター部分に巣を作った。コガタと言っても女王蜂は35ミリ程度ある。日本でよく知られているスズメバチとは異なり、攻撃的ではないというけれど、テラスへ出入りするときは巣の近くを通るので怖い。

ドイツでは、自然保護のため、Hornisseの駆除(迫害も)は禁止されていて、違反すると最高50,000ユーロ(だったかな)の罰金らしい。

自力での駆除は無理なので、ネットで駆除の仕方を調べたところ、

消防署に連絡

とあった。Hornisseは、「私有地でも、日常の生活に差し障ると考えられる場合は消防署が取り除く」とあったが、アシナガバチに相当すると思われるVespa (Wasp)は、「公共の場所にある巣のみ取り除く」とあった。VespaはHornisseよりも小さい。

消防署に電話したところ、『それは

本当にHornisseなの?

Vespaと間違っていない?』と聞かれた。『大きさからいって間違いないです』と答え、担当者に繋いでもらったら、再び『それは

本当にHornisseなの?

』と聞かれた…


駆除当日、2人の消防署員が来てくれた。2人とも

半そでシャツ

と、とてもハチの駆除に来てくれたようには見えない…
やっぱりHornisseは攻撃的ではないんだな、と思った。

署員の1人が巣を確認(女王蜂は外出中)した後、『これは、

10月までそのままにしておけないの?

』と言い出した。『いやいやいや、そうすると、私たち、夏の間中、テラスに出られないし、大家さんも庭に行くときは巣の近くを取らないといけないから危険ですけど』と言ったら、『まぁ、そうだよね』と納得し、まず巣を取り外した。さすがに

手袋

ははめた。まだ最初の輪しかできていなかったので幼虫は数匹しかいなかった。巣はとてもきれいだった。

次に、女王蜂が戻ってきたら捕まえるために

虫取り網

を持ってきた。虫取り網で捕まえるのか。

女王蜂が戻ってきたところを捕まえて消防署員さんのお仕事は終了。たぶん、どこかの森で放すのだと思う。


スポーツジム-8月

2015-09-03 13:16:59 | ジム・サウナ
8月下旬にジム再開を一念発起した。

ソクチ:4回
あお:9回

とりあえず、復帰第1週目はソクチくんも週2回は行けたし、今までは『週末は行かなくていい』というスタンスだったけれど、『行ってもいい』に変わったので現状維持をしたい。

私は午前中にクロストレーナーを漕ぎに行き、夕方、ソクチくんと一緒にバイク→筋トレをした。ほぼ1年いかないと

筋力は元通り

になる。せっかく筋トレで徐々に重さを上げていっていたのに、見事に振出しに戻った。ソクチくんはどういうわけか、

微減

で済んだらしい。ソクチくんは、運動をしない割に筋肉は多いし、少し運動するとあっという間に筋肉が付くので不思議。

私は毎日ジムに行くのを日課にしたけれど、クロストレーナー10分だけの日もあった。今のところは、ジムに行く習慣をつけるようにし、無理をしないことにしている。

ソクチ:88.5~90キロ
あお:49.5~50.5キロ