ザルツブルクでは、街中から少し離れたヘルブルン宮殿にも行った。この宮殿は、17世紀にとある
大司教
が建設させた夏の離宮らしい。この宮殿は仕掛けのある噴水で有名。
ツアーで回るけれど、1人のガイドさんがドイツ語と英語両方を話す。
写真は最初の噴水。ガイドさんが『だれか座りたい人はいますか?』と参加者を募り、子供たちが椅子に座った。ガイドさんが、『それでは、手をテーブルの上においてください。そして、何があっても座ったままでいてください』と言い、スイッチを押すと、
椅子の穴から水が…
そうか、「手をテーブルに」というのは、椅子の穴の上に座らないためね。ゲストの椅子からは水が出るけれど、
ホストの椅子からは水が出ない
ホスト自身は濡れないのか。
そのあとも、洞窟や池などで噴水を見た。どれも意外なところから水が出る出る。私たちは濡れたくなく、前のツアーで地面が濡れているところを避けて立ったけれど、それでも少し濡れた。
当日は暑かったので、ガイドさんもツアー客に盛大に水をかけていた。子供たちはとても喜んでいたけれど、1人、それはもう、大変なことになっている子供がいた。ガイドさんがお母さんに『
着替えはある?
』と聞いていた。お母さんは『あるわけないわよー』と笑いながら返事をしていた。
時々聞こえてくる他のツアーのガイドさんと比べて、私たちのガイドさんはとても上手だったと思う。ガイドさん自身もツアー客を噴水で驚かせるのを楽しんでいるようだった。
私たちは宮殿の中の見学はせず、でも、映画『サウンド・オブ・ミュージック』のパビリオンは庭にあるというので、それだけ見に行った。サインがなければサウンド・オブ・ミュージックのパビリオンとは気づかなかったと思う。
最後の観光はミラベル庭園(写真)。天気はいまいちだったけれど、とてもきれいな庭園で、ホーエンザルツブルク城も見ることができる。ペガサスの噴水は、サウンド・オブ・ミュージックでマリア先生が子供と一緒にドレミの歌を歌った場所らしい。
ローズガーデンもあり、とても美しい庭園だった。ただ、オランジュリーと書かれている建物にはオレンジの樹はなく、オレンジ色の鳥がいた(もちろん、植物はあり)のが謎。
ザルツブルクも韓国人観光客がとても多かった。ミラベル庭園では、
自撮り棒
を使っている韓国人がとても多かった。韓国人よりも日本人が多かったのは『モーツァルトの生家』くらいだった。
ザルツカンマーグート、ザルツブルクでは、観光名所の入り口で写真を撮り、出口付近で絵葉書にしたりして売っていることが多かった。はやっているのでしょうか。