
ミュンヘンには休憩のために立ち寄っただけなので、観光はせず、ニンフェンブルク城とそのすぐそばの植物園へ行った。植物園には大きな温室があり、中にはサボテンや竹、熱帯植物、蘭、シナモンやトウガラシなどのスパイス類などが生育していた。そういえば、稲も生育していた。植物園で稲を見たのは初めてかも。
写真はスイレンとハスのコーナーで生育していた、人が乗れるんじゃないかと思うくらい大きなハスの葉っぱ。私はなんとなく、ハスやスイレンを見るとテンションが上がる。
外には花各種、高山植物コーナー、森林コーナーがあり、面白かった。森林コーナーには「Abies homolepis Nikko-Tanne Japan」と書かれている木があった。調べてみたら、ウラジロモミで別名がニッコウモミで、日本の特産種らしい。
植物園をてくてく歩いていくと、裏門みたいなところに出て、そこから小道を渡るとニンフェンブルク城に入る。

ニンフェンブルク城はルートヴィヒ2世が生まれたお城でもある。今回は内部の見学はしなかったけれど、中には美人画ギャラリーがあり、たくさんの美人画を見ることができる。
このお城、一般公開されているけれど、
ヴィッテルスバッハ家が所有
しているらしい。ルートヴィヒ2世が残した借金をヴィッテルスバッハ家が返済したと聞いたことがあるけれど、このお城も個人所有なのか…スケールが違う。
3年前ほどに来た時も工事中だったような気がするけれど、今回も工事中だった。
運河ではゴンドラに乗れるようになっていたけれど、運河の途中に橋があり、そこを超えることができないから、
橋と宮殿側の運河の端
を往復するのみだった。橋から道路(公共交通機関)まで結構あるから、中途半端な感じだった。
植物園とニンフェンブルク城の間に「マグダレーナの庵」(瞑想する場所)と呼ばれる建物があった。外観はとても古く見えたけれど、実は18世紀に建てられたもので、
廃墟をイメージ
して作られたらしい。