自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

百尋(マンボウ)

2005-05-11 | Weblog
 先日、マンボウの干物を食べた。といっても、あの大きな団扇みたいなゆったりと泳ぐマンボウの丸干しではない。そんなものがあっても大きすぎて売れません。
 マンボウの百尋の干物である。
 大きな滝は百尋の滝などといわれるが、この百尋はマンボウの腸である。さしずめ長いと言うことであろうか。独身時代尾鷲で仕事をしていて、飲み屋で百尋を焼いて食べた。ホルモン焼きである。(尋(ひろ)は長さの単位。手を広げたときの幅)
 その時は生を焼いて食べたが、これを干物にしている干物屋がある。山の神が買ってきて、この珍味を食べたのであるが、若き日の頃を思い出した。店の人はTVでみのもんたが取り上げて、生産が少ないのに、注文が多くなって困っているとこぼしていたという。
 味は上ミノのような感じか。もっと柔らかく上品であるが。
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