自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

玄鹿(げんろく)

2007-12-02 | Weblog
 よい天気。朝は自治会の公園草取り。山の神はお茶会で朝から不在。家の前の落ち葉も掃いて、いざ出陣。というか、いささか出遅れ感。9時20分。MS特別錬があるようだが参加無理の時間。で、鹿深の道方面へ。まずは安楽越え。秋深い、というか冬支度が始まったというか、今が一番綺麗な山々。せいぜい名残惜しげに鑑賞しながら登ることに。34-19T固定。ゆっくり登ったが、やや重めのギアで回していると22分20秒と普段の記録。脚もそれなりの負担。
 のんびりした気分で走っていると事件は起きる。山女原で前輪パンク。さっそく外してタイヤ、チューブをチェック。外傷は無いながら、1箇所の穴。チューブを交換して、空気を入れるが、これが入らない。はめ変えてやり直してもダメ。ポンプを分解して、押し子を見ればボロッとした感じ。油がボロボロに変化していた。命の綱のポンプが役立たず!!
 幸い山の集落の中。どこかでポンプを借りようと、次から次へと家を覗くが鍵が掛かったりしていて不在。20軒程度の集落だが、山仕事に出るか町へ出ているのか?不在宅ばかり。とある納屋の前に古い空気入れがある。その家は呼んでも不在。ついふらふらと寄って見る。埃をかぶって朽ち果てたポンプだった。
 もう一度集落の中で入れなおしてみるがだめ。とうとう次の集落まで歩こうかと思って、集落の外れまで来ると、細い道の分岐の先に一軒家がある。引き寄せられるように、一軒家のほうへ行ってしまった。土手に腰掛けて、その家の裏手を見ていたが静かだ。ほとんど諦めて、まずは腹ごしらえ、とアンパンを半分ほど食べかけた。
 と、その時、家の中からかすかにゴトゴトと音がする。
 助かりました。おかみさんに真新しい空気入れを借りて、再出発が出来ました。
(英仏のバルブアダプターはこういう時の必需品です)
 今日の大きな目的に蕎麦屋がある。2週間前は上野の名店「松尾」へ行ったが、今日は頓宮の「玄鹿」である。土日祝日しかやっていない。主人は平日は地元で働いている。パンク事件で青土ダム経由で、到着は12時過ぎになってしまったが、店は席が空いていた。
 盛りそば(800円)を田舎蕎麦(挽きぐるみ)で一枚。分量が少なかったので、追い蕎麦(500円)で「吟醸」(更科)を追加。田舎は北海道、吟醸は茨城の粉を使っている。吟醸の方が分量も多く旨かった。いずれも二八。(私は蕎麦通ではないが)旨い店。後で判ったのだが、10割の蕎麦もあった。一日10枚限定だ。(1000円)これは次の機会にでも。
 2週間前の大盛りの反省もせず、2枚も食べてしまったので、「鹿深の道」を時々ゲップをしながら走り、柘植経由で帰宅の道へ。
 走行101km
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