自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

雨中の鞍掛峠

2014-11-15 | Weblog
ずいぶんと寒くなった。今日はロビロン半袖に10年前の長袖チームジャージ。秋タイツ。手袋はこの間買ったシマノの初冬用。
鞍掛が開通したとの情報を得て、裏山コース155km。8時に家を出て、まずは安楽。今週は6勤したため、体が重い。安楽も26分かけてようよう到着。登りながら病気が進行しているのかな、と思う。続く黒滝の登りもゆっくりしかだめ。大河原で水補給して、平子峠。もう諦めて、垂れないことだけ気を付ける。今日は西風が強く、ブルーメの丘までが進まない。
永源寺ではお決まりの日登美ワイナリーで昼食用と家用のパン購入。勿論小型のデイパック持参。となると、こんにゃく、も。紅葉シーズンには土日も出来立て未殺菌の「生」こんにゃくがある。今日は欲張らず、2本だけ。生は包装されてないので、水が無く軽いのも良い。まだ、暖かいので(家に帰っても暖かさが残っていた)袋の口は開けてデイパックの中へ。
寺の紅葉は見ているし、人が山のようなので、通過して、ダム湖畔の紅葉を愉しむ。政所の中で先ほど買ったパンを1個食べて昼食。空は雲で覆われてきて、不穏な感じ。1時間はもってほしい、と思いながら筒井峠へ。
この急登を登るのも全く久しぶり。4段登りという感じなのだが、これが自分かと思うほど登れない。峠近くの道の反対側の高台に数軒の民家があたり一面の茜色の紅葉樹林に覆われているたたずまい、まことに素晴らしく美しい景観だ。これを見ることができただけでも良いか、となぐさめる。

筒井峠を下りると、さっそく雨がポツポツと当たりだす。逃げるように犬上ダムへの下りを飛ばすが、ダム下の道から、本降り様相となる。
せっかく数年ぶりに走る道だが、景色も愉しんでいるよゆうが なくなってきた。とうとう途中で雨宿り。2個目のパンなどをかじりながら、情況判断。
予報では午後は回復傾向、西のほうはやや明るい。高度のあがる鞍掛は雨が残るものと考える。強行突破で行くことに。単独行なので、パンク、事故に最大限注意。ということで小降りとなったところで、再スタート。速度は上げない、いや上がらない。
大君が畑の最後の民家あたりから、雨が強くなってきた。行くしかない、と思いつつ、「エリエリラマサバクタニ」などとつぶやいたが、これは異教徒のまじない(まじないではなくキリストが十字架の上で叫んだ、とも言われる言葉)。自分が開祖であるのりくら教におすがりしなければ、と「風雨退散、風雨退散、鶴亀鶴亀」と声に出して5回唱える。大S字の登り、最後のカーブを曲がると、あら不思議、風が背中を押してくれるし、なんと雨がやんだ。(風については最後のカーブを曲がると東向きに登るので当然だが)
霊験あらたかに、雨中の鞍掛は雨後の鞍掛と、モーゼの紅海の奇跡のごとく天が割れ、青空さえ見えるようになるのでした。
そこまでは良かったが、トンネルを抜け、三重県側の下りでは死ぬような冷たさに体が芯まで冷え、声を出して気合をいれないともたない。
これを救ったのは、国道沿いの安いうどん、400円。熱いうどんと薬味のぶっかけ。体の中から温めると、自転車の楽しみがよみがえるのでありました。ということで、へとへとの155km無事帰宅。
(携帯の電池切れで写真無し)
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