自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

聳え立つ

2016-02-12 | Weblog
昨日のごんぼ祭り、次女を誘ったが「あの日」でだめであった。早いとこ片付いてもらわねばならないので、こういうイベントには参加させないと、とひそかに思っていたが残念であった。触れながら「しあわせ、しあわせ」と唱えて幸せになってほしい。
それにつけても、この神輿の陽根をみると思い出すのは三島由紀夫の「午後の曳航」。未亡人の母親と恋人のマドロスさんとの情事を、隣の部屋の大引き出しの奥の節穴から覗き見る。13歳の中学生が、逞しい体つきの、憧れのマドロスさんの「聳え立つつややかな仏塔」という表現。(記憶があいまいだったため原典に確認しました)
しかし、中学生が「仏塔」などという表現を思いつくかね、と読んだ当時(40年も前だが)は思ったものだ。中学生なら野球バット程度ではないか、と。まぁ、バットでは文学作品にならないけれど。
写真は「和合」シーン

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