この新書は、社会人1年生の時に読んだ。ずいぶん前だ。労働統計でおおもとの厚労省がおかしなことをやっていると報道され、この本を思い出した。ただ、記憶では、例えば10000が10100にアップした時、棒グラフで9000以下を足きりにして表すと、あたかも10%上昇したような印象を与える、というように使われるので注意する必要がある、などと書いてあったことを覚えている(実際、これほど極端でなくとも、よくこういう表現は眼にする)。
まぁ、今回は統計で嘘をつくというより、国が嘘の統計をする、ということで、犯罪と言っても良い。これも「忖度」行政の結果なのかもしれないと思う。モリ・カケ問題でも押し通せば済むというところで、政治家が役人トップの人事を握っているので忖度の花盛りというところかと嘆息だぁ。