春に思い立ったが、グズグズしていて暑くなってしまい、行きそびれていた倉骨峠へサイクリング。2013年6月のY田さんのブログ記事を参考にして、八知側から登るルートを検討。急登のある(地図を見ればアップダウンもあり林道取り付きまで長すぎる)老ケ野から登る県道ではなく、八知に一番近い箱根集落から登る道を選択。あらかじめ、ストリートビューで分岐点を確認。初めて走行する場合の不安を考えると便利な世の中になったもんだ。
距離を考え、久居市民プールPまでデポ(往復50㎞短縮)し、9時頃スタート。亀が広・県道662号経由美杉の谷へ。
箱根集落からは標識もない所を右折、すぐ勾配の強い山道となる。渓流が綺麗で、横目で見ながら色々観察(絵に使えそうなとこは無いかナなどと)。こういうのは自転車趣味のだいご味だな。
軽の対向車があり、狭い山道ですれ違ったが、運転手驚いて苦笑い。実はこの先数軒の集落、広瀬がある。道はその広瀬集落への道と分岐している。左手の道は集落で行き止まりだが、車が通るだけあって広く、整備された感じ。行くべき道は直進なのだが、一段と細く勾配が急になっている。これも事前に確認していたので、間違わず直進。
ところがこの道の状態が悪い。パヴェのようで、あちこち石が抜けたように段差がある。水が流れ、苔むしている。15%以上?の急登。清水峠で慣れているとは言うものの、状態悪すぎ。200mほど登れば県道と出会うので登ったが、残り50mで穴にはまりそうになり下車。無理は避けて押す。(この個所の難点を除けば倉骨峠への最短ルートで効率よかった)
県道をしばらく走ると、ミニいろは坂のような箇所がある。勾配はきつくないので楽しい感じ。そこが終わると林道倉骨線との分岐。右に折れて林道を登る。道は県道よりましで、勾配もきつくない。途中、標高600m程度の所で位置確認休憩。残りの内峠に近い標高差100mが10%ぐらいかな?
標高800mの峠到着11時15分頃(写真)今の季節、葉が生い茂り、見通しが無いので、峠としてはやや面白みに欠ける。眺望が開けると良いのだが。
長い下り坂に備え、ウィンドベストを持ってきたが、ウィンドブレーカーでも良かったぐらい涼しい。途中、キツネに会う。
ランチは上太郎生の「たろっと三国屋」。日替わり800円。旧老舗旅館を改装した所で地元のおばさんが作ってくれる。今日は野菜の天ぷらが中心メニュー。
ここで、アサギマダラの情報を聞いて、一旦1.5㎞離れた下太郎生まで戻り、蝶々見物。アサギマダラは2000㎞を移動するという渡りの蝶々。
耕地を借りて、蝶々の好物フジバカマを植栽し、休息地としている。丁度2,3匹いて見物。フジバカマの蜜には毒があり、それを蓄えたアサギマダラを鳥も食べないのだ、人が近づいても恐れないようだ。毒もエネルギーの源かしらん?
太郎生の旧道をなるべく走って(初めてこの地をサイクリングしたのは47年前でその頃は比奈地ダムも建設中、現在では旧道となっている道しかなかったので、「こんなだったかな?」などと思いながらゆったりと。
敷津からは奥津経由で八知に抜け、帰途は県道で大仰経由、2時頃デポ地へ戻る。走行91㎞。