天気は良いが、絵の作業。2時過ぎには切り上げて、3年半前まで属していた写真サークルの展示会を観に市役所1Fの市民ギャラリーへ。先生や会員とお話。
「写真を(再度)やらない!?」と誘われたが、「写真は、場所、時間、シャッターチャンスが揃わないと絵にならない、大変なアート。とても忍耐、我慢、努力がいるので自分には合っていないようだ。絵は何時でもどこでも描ける。また、絵は何を描いても最初から「絵」になるので自分にあっている・・・」とお応え。(展示会は7日まで;無料)
描きだした「牛乳を注ぐ女(フェルメール)」、図録では暗く細部も不明瞭だったが、この写真は明るく、細部が良く分かる。美術館内ではこれほどの明るさでは見ることはできないだろうと思われる。
正直、細部も分かるようになって、やや後悔。まるで爪楊枝の先で描いているような細かさだ。色も超微妙。室内の人物画としては初期の頃と言われるだけに小さな画面にこれでもか、という感じで描き詰め込まれている。
今回、初めての挑戦だが、下絵をしっかりと、なるべく細かい所まで描こうと思っている。これまではキャンバスなどに十字線を何本か引いて、ざっと(人物画では目鼻口はしっかり押さえるが)描いて、着彩作業に移ったが、今回は「下絵」の勉強。プロの作業を本などで見ると下絵がきっちり描かれている(写実の場合)。自分は塗りながら、細かい所の形を作っていたが、大きい形がいがんでいると、細部でなんともしようのない場合が出てくる。眼の位置を3度塗り直すのはいつものことだった。
が、どうもこれは効率が悪い。プロは効率が悪いと生活できないので、シビアに効率を求めるのだろう。
そうは言うものの、模写といえども、そうやすやすと行かないな・・・と描きだして思っている。下絵段階で諦めるかも・・・。