自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

「砥は王城五里を離れず」

2015-11-24 | Weblog
2000番で砥いだ、我が家の銀紙8号という硬めのステンレス鋼の菜切包丁を使った山の神は「いつも(砥いだ後)よりずっと切れる」と「びっくりポン」である。
また、2000番を使った後には仕上げ砥としては8000番が良いとの刃物屋のHPも見た。こうなると、さらに仕上げ砥が欲しくなる。切れ味は日本刀に代表される日本の文化でもある。自分の親父は三振り刀剣を持っていて、子どもの頃から見ているので、切れ味に一層興味があるのもそのためかもしれない。
切れ味には、鋼の硬度も関係するが、どんな硬い鋼も、それを砥ぐ砥石がなければ刃物にはならない。
「砥は王城五里を離れず」とは、日本刀などの仕上げ砥は、王城(京都)から五里の距離にしか産しない、ということらしい。(出典は江戸時代の文書;京都の砥石屋さんの記事から)
2億年以上前の地層が露出している、日本でも、世界でもここしかない、という砥石の産地(平安京の時代から)であるということらしい。欧州など安定大陸ではこういう砥石を産しないため、やわらかい刃物主流となっている、とも。
刃物が先か、砥石が先か、という論争になりそうだが、どんなものだろう。
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