
大坂にある藤田美術館が改装中で、所蔵品を奈良国立博物館で展示しているという。山の神が1週間まえに天目茶碗を見たいが行かないか?と問われたが、天目茶碗ぐらいで奈良まで行けるかと、思って「行かん」と言っていた。
山の神はMIHOミュージアムへ大徳寺の天目を4月に見に行っている。
よくよく話を聞けば天目は天目でも曜変天目というではないか。今日知ったが、国宝の曜変天目三椀がMIHO、奈良、静嘉堂文庫でそれぞれこの春に公開されているという。ああ、そうだったのかと、今日は一緒に見に行くこととした。
南宋時代に作られたこの曜変天目は中国の宮廷向けに制作されたものではあるが、現在残っているのは日本に招来されたこの三椀だけである。
9年前に二子玉川にある静嘉堂文庫で三椀の中では一番派手な椀を見たが、強くかつ神秘的な景色にため息が出たものだ。藤田美術館が所蔵するこの椀は水戸徳川家に伝わったものだが、夜中の星空という感じの落ち着いた景色であった。観るまでに30分並んだけど。
観覧の後は奈良町のカフェ「カナカナ」でランチして、奈良町散策、わらびもち、柿の葉寿司など買い物ツアー。最後に猿沢池近くの柿寿賀でお菓子を買う(写真)ここの柚子を柿で巻いたお菓子はなかなか良い。気に入りました。また、猿沢の池畔を歩くなど小学校の修学旅行以来ではないか、と感慨にふける。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます