自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

久し振りのロング

2019-12-03 | Weblog

  11月は自転車にあまり乗らなかった。100㎞越えは10/6のビワイチ以来やってない。ということで、今日はロング、と決め込んでいた。
 もう冬装束で、アンダーは今期初めての長袖ロビロン。8時半前に家を出たが、400mほど走って足が冷たい。シューズカバーを忘れたので戻って再スタート。
 今日は久しぶりの蝙蝠峠。10%が2㎞続く坂でその後の7.8%が楽に感じられる坂。もう、登坂が苦手になっており、今日のコースは登り累計1600m程度なので大丈夫かいな、と思案しながら足を使ってしまう。
 次は広瀬から県道2号線へ。馬野の手前の忠魂碑のある場所の銀杏の落ち葉が綺麗だった(写真)。県道2号の小さな峠があるが、蝙蝠で足を使っており、こんなに長かったかな?などと思う。
 一旦国道へ出て、青山工業団地へ登って、伊賀コリドールへ。ここの坂も10%区間があり、なかなかえぐい。登ったり下りたりしながら、諸木の蕎麦屋「空木」へ。脚が遅いので12時を回っていた。天丼セット(1200円)を食べる。 店主が「最近は自転車のお客が多い」と話す。ボトルに水をいただいて、店を出る。    

 霧生からいつもは布引峠なのだが、今日は高尾へ出る道を走ってみる。7㎞近く遠回り。先日山の神がこの高尾集落の炭焼きを見にいっているので、久しぶりに(10年ぶりぐらいか?)行ってみることに。のどかなところだ。最後の民家を過ぎて登っていくとほどなく桜峠。桜峠からの下りが落ち葉も多く、慎重に降りる。道の横を流れる渓流もきれいだ。所々停まって景色を堪能する。
 美杉からは県道で白山、大仰で橋を渡って、石橋~久居~中勢BPで16時過ぎに帰宅(走行136㎞)。久しぶりのロングは寒さもあり疲れたが、楽しかった。

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「信仰の悲しみ」

2019-12-02 | Weblog

 先日、県立美術館へ「関根正二展」に行ってきた。生誕120年、没後100年という。県美で関根展をやるのは1986年以来。多分、その時も観ている。ブログタイトルのこの絵(写真)は代表作で、これを見にいった記憶がある。関根は20歳2か月でスペイン風邪で亡くなっている。この絵は19歳の時描かれた。重要文化財の指定を受けているが、20歳足らずの若者の絵がそういう指定を受けるとは・・・。夭折の天才画家と言われるゆえんか・・・。精神的に幻影をみるようになった関根は、自身、この絵について、こういう女性が眼の前に現れるとして「未だ完全に表現できないのです身の都合で中ばで中止したのです」と述べている。
 少年時代のガキ大将仲間に伊東深水(日本画の大家)がいて、関根が絵画の道に入るために印刷会社を紹介している。イケメンの東郷青児(モダンな洋画家)には好きな女性を取られて失恋している。16歳の時第2回二科展に入選しているが、その絵は既に個性的だ。常に新しい絵を世に問うことをしていたのだと思う。真似はとてもできないが、心することとしたい。

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