良い天気なのでサイクリング日とした。8時半過ぎに家を出て、ランチは「鹿フライ」と決め、コースは中勢BP~大仰~波瀬。しかし、今日は矢頭越えではない。
前々から気になっていた、「足谷峠」越えとする。庄山剛史著「三重の峠」によれば平成8年に林道が開通し、「変わり果ててしまった」峠とある。君ケ野ダム方面から行けば、山中に向けて立派な二車線の道が伸びているし、寺広と言う集落が奥にあることは分かっていたが、行きそびれていた。今日は、反対側の矢頭トンネルへの道から、「ふるさと林道足谷寺広線」の標識があり右へ分岐して登っていく。多分200m程度の登りであろうと想像していたが、後で調べてその通りであった。分岐の標高144m、峠は350mである。矢頭トンネルは標高250m程度なので、この峠は矢頭トンネルへ行くのは面白くないと思う向きには良い道かもしれない。旧矢頭峠(標高370m)みたいに利用されなくて荒れてはいないし、後半の登りはなかなかきついけれど。
さて、庄山氏が嘆いていた峠の様子は旧峠を知らない身にはなんともわからないが、お地蔵さんが(新たに)置かれ寺広と波瀬を結ぶ生活の道であったことがしのばれる。旧道?を少し登ってみたが、レーサーシューズではそれ以上登れないので諦めたが、すぐ上が峠であるようような気がした(峠道がなくなっていたような気がしたので、旧峠は実際は破壊されていたのかもしれない)。
峠を下るとほどなく寺広の集落があって、眺望も良い高原の村、という感じ。
美杉に入って、雨乞い峠はパスして、八手俣川沿いから比津峠へ。比津峠を多気側から越えるのも久しぶり。
先月下旬に復旧開通した県道の現場を眺めてから、八知の「山里」には12時ごろ到着。鹿フライ定食850円(写真)2年ぶり。12時半、店を出るとき店主と話す。「県道が復旧して比津峠経由で来ることができた。長かった(おおよそ1年半ぶり)。」と。数年前に店主が作ったサイクルラックも使われずにいるようだ・・・。
家城のコンビニで水補給、津のコンビニでコーヒー休憩し、3時過ぎに帰宅。走行120㎞。