そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

「市場社会の思想史」 間宮陽介

2008-04-10 23:11:31 | Books
市場社会の思想史―「自由」をどう解釈するか (中公新書)
間宮 陽介
中央公論新社

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コンパクトによくまとまった経済思想の通史。
どこかのブログで推薦されていたので読んでみました。

もともとは1991年に著者が放送大学で担当した「経済思想」講義のテキストで、加筆訂正されて1999年に新書として発刊されたもの。
メモ代わりに書き連ねれば…

アダム・スミスの古典派経済思想~歴史学派(リスト)・社会主義(マルクス)による反動~新古典派(メンガー、ジェヴォンズ、ワルラス)による限界革命~ヴェブレンによる消費の分析~ポラニーの「大転換」論による市場社会の相対化~バーリとミーンズによる法人企業の変容研究~ケインズ革命(有効需要、期待理論、貨幣論)~ハイエクによる計画経済批判~フリードマンらシカゴ学派のマネタリズム反革命

…という一連の流れを概観することができます。
まさに教科書的な一冊なので、常に手元に置いておけば有用だと思います(自分は図書館で借りたので返さなきゃいけませんが)。

面白いなと思ったのは、古典派に対するアンチテーゼとしての歴史学派・社会主義者の登場。
これって、現代の新自由主義・グローバル金融資本主義に対する反市場主義・反グローバリズムによる批判、という構図と完全に重なってみえます。
右(歴史学派)左(社会主義者)双方からの批判である点も含めて。
歴史って進歩しているようでぐるぐると周回しているようなものなのですかね。
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幼稚な討論

2008-04-10 18:47:24 | Politcs
酷すぎる!かくも論争下手な「党首討論」に意味はあるのか【週刊・上杉隆】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

昨日の党首討論、ニュースでその様子を一部見ただけですが、何とも暗澹たる気分になるような醜悪な光景でした。
哀れなほどムキになって感情的な言葉を投げかけるばかりの福田総理、それをニヤニヤいやらしい笑みを浮かべながら受け流す小沢代表。
あのおぞましくも幼稚な光景をみて、いったい有権者はどのような印象を受けるのだろうか。
民主党を支持する人は子供じみた爺さんが逆上している姿に呆れ、自民党を支持する人は不遜な態度の悪人面のおっさんの傲慢さに怒る。
そんなところでしょうか。

ところでネット上のニュースへのユーザーコメントなどをみてると、完全に民主優勢ですね。
それだけ守旧自民党の利権政治、官僚政治に対する憎悪が強いということか。
それとも単に民主党のネット工作員が跋扈しているだけなんですかね。
コメント (1)
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