そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

日本代表監督が決まらない件

2010-08-25 23:46:41 | Sports
サッカー日本代表の新監督がなかなか決まらない件について。

協会の進め方がお粗末だなどと外野から批判するのは簡単だけど、実績のある優秀な監督に就任してもらおうと思えば交渉が難しくなるのは当然のことだし、焦って妥協するよりはとことんチャレンジしたほうがよいと思う。

で、昨日行われた、原博実・日本サッカー協会技術委員長の帰国記者会見の記録を改めて読んでみたんだけど、言ってることは至極まともだし、話すことができる範囲で最大限これまでの経緯を丁寧に説明しているように感じ、なかなか好印象を受けました。

それに比べて、記者側の質問の偏狭で意地悪なことといったら…

今はあえて世界に出ていって、世界的な人に交渉している、そこの違いです。オシムさんの場合、国内のJリーグで指揮していた人ですから、国内がターゲットになるというところと、世界のマーケットに出て、そこで競争しながら取ってくる。(今までとの違いは)そこだと思います。

と、原さんが説明しているように、これは日本サッカー界の新たなチャレンジなんだから、もうちょっと暖かい目で見守ることが出来ないものなのか。
9月4日、7日の国際試合に新監督が間に合わないことが、果たしてそれほど大きな問題なのだろうか。
新監督も決まらないのに代表に選手を出せない、とJクラブ側が言っているという報道もあるけど、国際試合の経験を積む機会であることには変わらないし、多くの選手はそれでも出たいと考えるのが普通ではないか。
動き始めるのが遅すぎるという批判もあるけど、南アフリカで日本代表がそれなりの結果を出せたからこそ、こういうチャレンジが出来たわけで、ワールドカップ後に動き始めるのは致し方なかったのではないかとも思います。

一方で、ちょっと考えさせられたのは、原さんが説明している、ペジェグリーニに断られた理由。

お金の面もありますけど、最終的にはコーチ陣、家族とも相談して、それだけの期間、ヨーロッパを離れると(監督の)マーケットから消えてしまうんじゃないか、というのが大きかったと思います。

うーん、こればっかりはねえ。
やっぱり日本は、世界のサッカー界の中心からあまりに離れているのだよなあ。

お金の面については、せっかくの円高なんだから、年俸は出せなくても今のうちに契約金でどーんと出しちゃえば…とか。
コメント
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