そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

「安すぎ」じゃなくて「高すぎ」

2009-01-28 21:40:32 | Society

別にオリの味方するつもりはないけど、この件の扱われ方はどう考えても変だと思う。

「かんぽの宿」は2400億円、70施設の土地代・建設費(読売新聞) - goo ニュース

日本郵政の保養宿泊施設「かんぽの宿」のオリックスへの一括譲渡に鳩山総務相が反対を表明している問題で、譲渡される70施設の土地代と建設費が計約2400億円にのぼることが28日、明らかになった。

同日行われた民主党のヒアリングで、日本郵政が報告した。土地代は約300億円、施設の建設費用は約2100億円だった。

鳩山総務相はオリックスへの譲渡価格約109億円が「安すぎる」と疑問を呈している。土地の値下がりや建物の老朽化が進み、年間50億円規模の赤字を出す事業であることを考慮しても、総務相が態度を硬化させる可能性がある。

オリックスの購入価格が「安すぎる」ことよりも、そこまでの市場価値に落ちてしまうような資産に「高すぎる」投資をしたことのほうを問題視すべきなんじゃないでしょうか。
しかも、原資はもともと国民のお金でしょ。
そんなお粗末な経営感覚の郵政が持ち続けて赤字垂れ流し続けるより、オリが買って再生したほうがよっぽどいいと思うけど。

総工費280億円 豪華ホテルが含まれていた!(日刊ゲンダイ)

この記事も、オリが甘い汁を吸っていると言わんばかりの書きぶりだけど、自分なんかむしろこれで合点がいきましたがね。
だって、中にはこういう「おいしい」物件も含まれてなきゃ、不良資産も含めて一括購入する理由がないでしょ。
却ってオリの合理性が証明されたと思いますが。

とにかくさ、気に入らないんなら何度でも入札やりなおしゃいいんだよ。
それで果たして109億円より高い値がつくのかどうか。
それとも本気で切り売りする?
値がつかない施設もたくさん出ると思いますが。
そしてそんなことやってる間に赤字垂れ流しは続けられていくわけですが。

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