NIKKEI.NETから
国債費、年800億円増大 定額給付金などが影響
政府が定額給付金などの財源に特別会計の剰余金など「霞が関埋蔵金」を充てる影響で、国債の利子・償還費用である国債費が毎年約800億円膨らむことが財務省の試算でわかった。26日に成立する見通しの2008年度第2次補正予算案は、本来は国債の償還に回すはずだった財政投融資特別会計の剰余金2.6兆円を総額2兆円の定額給付金の財源などに転用。国の借金返済が先送りされ、利払い費などが膨らむためだ。
試算は長期金利が現行の1.4%程度で推移すると想定して算出した。定額給付金の財源に埋蔵金を充てるのは、国債増発を抑えるため。ただ国債償還に充てる財投特会の剰余金を活用するため、毎年度の国債の利払い費や償還費が増える影響もある。
「埋蔵金」を充てるので財政は悪化させない、といいつつ、結局同じことだった、というお話。
うーん、つまるところ「埋蔵金」ってあったのか?なかったのか?
「埋蔵金男」高橋洋一氏の著作は以前読んだんですが、埋蔵金をめぐる議論はよく憶えてません…
もしかして「埋蔵金を使えば国債費を増やさないで済む」という話ではなく、「国債費が増えても別に悪影響はない」という議論だったのかな?