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そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

「手紙」 東野圭吾

2010-06-11 21:49:54 | Books
現代版「破戒」でも標榜したのか。

そのせいでもないだろうけど、どうも古臭い。
田園調布のお嬢様で従兄弟が親の決めた許嫁とか、どこぞの昼ドラか、という設定だし、バンドデビューの件りもあまりのベタさに萎え萎え。
「イマジン」も今さら?という感じ。

ただ、終盤は甘い方向に流れずに、厳格な突き放しぶりが悪くなかった。

実は、東野圭吾の小説を読んだのは初めてだったんですが、思っていたよりも、良くも悪くも鈍重な印象でした。
ミステリとかだとまた違うんだろうけど。

手紙 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋

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