そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

あれから一年

2012-03-11 22:34:29 | Diary
今日は家族と三鷹のジブリ美術館に出かけてたんですが、隣の井の頭公園のグラウンドで労組主催の集会をやっていて、ちょうど午後2時46分にはサイレンとアナウンスが聞こえてきて、美術館のテラスで他の入場者の人たちとともに黙祷を捧げました。

午後は少し陽射しも出て暖かい時間帯もありましたが、総じてまだまだ肌寒かったですね。
去年の今日もこんな日和だったんでしょうか。
そんなことすら記憶があやふやになってしまいます。

テレビでは、今日は3・11の特番が多く放映されているようですが、どうも視ようという気になりません。
関心が無いというわけではなく、テレビ局の編集を通して見えてくる映像が、真に「被災地の今」を表現しているとはどうにも思えないからかもしれません。

もともとテレビや新聞が報じることをあまり鵜呑みにするタイプではありませんでしたが、3・11以降、その傾向は自分の中でますます強まっているように感じます。
いや、けっしてメディアが伝えることはでまかせばかりだと云うほどニヒリズムに陥っているわけではないのです。

メディアにしても政治にしても、それぞれ個人レベルで云えば真摯に活動し物事を捉え考えていると基本的には信じています。
が、それが表面に出てくるまでにいろんなバイアスがかかってしまい、当たり障りを避けるがゆえに結果的におかしなことになってしまうのだと。
とかく「本当のこと」が云いづらい世の中であります。
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