そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

またもや新潟が

2007-07-16 17:27:26 | Diary
新潟・長野で震度6強 3人死亡、300人以上けが(朝日新聞) - goo ニュース

うちのヨメの実家は新潟なんです。
今朝は出かける支度などバタバタしていてテレビもつけておらず。
最寄駅まで行ったところで携帯に無事を知らせる電話が(auはちゃんと繋がるからエライ)かかってきて、それで初めて地震の発生を知りました。
下越(新潟市)なので、震度4だったとのことだけど、それでも揺れの大きさはかなり恐ろしかったようです。
数年前から、地震・水害・大雪で停電など、新潟も災難続きだなぁ。
とりあえず、無事でよかった。

と思ってたら、もう一つ問題が。
自分の祖母(80歳)が、明日から新潟の津南町に友達と旅行に行く予定だったんです。
この地震で当然旅行は中止、一日ずれてて旅行中に地震に遭ったりしなくてよかった…と思ってたら、先ほど母からまさかの旅行決行の連絡が。
母ももちろん止めたようだけど、旅行グループのリーダーが「大丈夫」と主張していて、しかも麻雀旅行なので一人でも欠けるとメンバーが揃わず祖母だけ行かないわけにはいかないとのこと。
今年の1月に祖父を亡くしようやく近所のおばあさんグループとの付き合いで元気を取り戻してきた祖母なので、旅行も楽しみにしてただろうし、津南なら震源地からも離れてはいるけど、それにしても余震が続いている状況では無謀。
ホントに行くんだろうか…
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荒天好き親子

2007-07-15 21:26:55 | Diary
台風4号、暴風域は消滅 死者3不明1、交通乱れ(共同通信) - goo ニュース

関東まで達するまでにかなり弱体化していたようで。
昼ごろ、ベランダから外を眺めながら、「風も雨も大したことないな…」などとつぶやいていたら、ヨメに「なんだか残念そうだね」と言われてしまいました。
うーん、確かに。
被害もたくさん出ている中、あまり不謹慎なことも言ってられないけど、正直ワクワクしてしまう気持ちは抑えられず…

夕方買い物のため、出かけることに。
雨は止んだものの風はまだ強く吹いていました。
1歳5カ月になるうちのコドモ、赤ちゃんのころから団扇で仰がれたり、風に吹かれるのが大好きだったんだけど、強風に吹かれていつもに増してのハイテンションで大はしゃぎしてました。

似たもの親子ってことで。
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台風接近につき

2007-07-14 13:57:21 | Diary
台風4号、九州南部に上陸へ 39人けが、避難多数(朝日新聞) - goo ニュース

強力台風4号の接近で、沖縄や九州ではけっこうな被害が出ているようで。
ちょうど三連休にぶつかっての日本列島縦断、関東に最接近するのは明日のようだけど、東京も今朝から雨。
午前中車で出かけたんだけど、風雨が強まる前に用事を済ませようという人が多いのか、いつにない車の多さ。
夏のバーゲンセールとも重なって、二子玉の高島屋付近はたいへんなことになっていました。

普段は車が詰まることなどない、我が家の前の通りも渋滞中。
駐車場に車を入れようと、いつも通り右折して路地に入ろうとしたら、反対車線に車が繋がってて入れず。
仕方なくぐるっと遠回りして渋滞の後ろについて…などとしてたら家のすぐ前まで帰ってきてから駐車場に入るまで15分もかかってしまいました。
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餃子の街

2007-07-12 23:26:22 | Diary
今日は日帰り出張で宇都宮に行ってきました。
仕事がら小都市も含めて地方出張の経験は多いんですが、宇都宮に降り立つのは初めて。
これで訪問経験のある県庁所在地は30か所になりました。

誰かが「餃子以外何もない街だよ」と言ってましたが、正直、印象としてはそんな感じ。
で、駅の土産物売り場で売ってる餃子を買って帰り、早速食べてみたけど、確かに美味い。
皮にもほんのり味が付いてる感じで。
でも10個入りで1,050円は高いような。
大量生産してりゃ原価大してかかってないだろうに。
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「星条旗の聞こえない部屋」 リービ英雄

2007-07-12 23:19:27 | Books
星条旗の聞こえない部屋

講談社

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著者のリービ英雄氏を知ったのは、先日読んだ養老孟司氏の対談集でのこと。
氏は、1950年生まれの米国人で、外交官である父に連れられて台湾・香港・日本などアジア諸国を転々とする少年時代を過ごしたという生い立ち。
”ヒデオ”は父の友人に因んだミドルネーム。
万葉集の英訳などの業績を上げた後、母国語ではない日本語での小説を書くようになったとのこと。

日本語を母国語としない人が書いた日本語の小説、というものをじっくり読んだのは初めてでしたが、やはりどことなく独特のテーストを感じます。
文法や日本語表現としてはまったくおかしなところがなくても、どうもスムースに頭に入ってこない”ひっかかり”を感じるのが不思議なところ。
読み始めた最初のうちは、センテンスをテンポよく読み進められず、リズムを掴むまでに少々時間がかかりました。

小説の舞台は1967年の日本。
主人公は、米国領事の息子で、ユダヤ系アメリカ人である17歳の少年。
ということで、著者自身を主人公に投影した私小説であるかのように読めます。
複雑なルーツと家族環境、アジア諸国を転々とした経験を抱えた少年は、自らのアイデンティティを見失い、横浜にある領事館を飛び出してひとり新宿の雑踏に飛び込んでいきます。

小説のテーマ自体はありがちのような気もしますが、主人公の属性が非常に特殊なので、それだけでも面白い。
個人的には、それよりも、主人公がさまよう60年代の東京の風物に興味を惹かれました。
まだ都電が通っていた新宿だったり、大学生が皆学生服を着ていることだったり、キャンパスやそこかしこで行われている左翼団体の集会だったり。
時代感が文章から伝わってきました。
ただ、もしかしたら、この時代を小説で描くとたいていこういう感じになるのかな、という気も一方でするので、小説としての評価はそれほど高くはつけられない、というのが正直なところです。
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脱力感

2007-07-09 23:31:02 | Sports
サッカー・アジア杯、日本は初戦でカタールと引き分け(読売新聞) - goo ニュース

久々に脱力感の残る無様な終わり方の試合(ワールドカップ以来?)でした。
決められたFKの前にも、同じように壁に隙間を作られて強いFKを打たれた場面があったので、同じことを2度続けられるのはいかにも体裁がよくない。
というか、ああいうふうに壁に入り込んで体を預けて隙間を作るのはアリなんでしょうか?
だったらみんなやればいいのに。

それにしてもアジアのサッカーというのはどうしてもこんな感じになってしまいますな。
猛暑の中での消耗戦。
悪いピッチ起因でのパスミス、トラップミス。
引いた相手に攻め手が見つからず繰り替えされる横パス。
過去こういう感じの日本代表の試合を何度観たことか。
まあ、しょうがないけどね。

しかし、アジアカップもこんなクソ暑い時期にわざわざやらなくても、という気もしますが。
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ウィンブルドン女子決勝

2007-07-08 22:25:52 | Sports
ビーナス復活V 31位からはい上がる(スポーツニッポン) - goo ニュース

学生時代は自分でもやっていたこともあって、テニスをよく観てたんだけど、最近はすっかりご無沙汰で。
昨晩は久々にじっくりとウィンブルドン女子決勝をテレビ観戦しました。

ビーナス・ウィリアムズvsバルトリというビジュアル的には華やかさに欠ける対戦(バルトリは笑うとけっこうかわいらしいんだけどね)でしたが、それなりに楽しめました。
バルトリは、おそらく準決勝のエナン戦よりも調子がよくなかったんだろうけど、両手打ちで高い打点から繰り出すクロスショットの角度とキレはさすが。
逆に、ストレートで決めに行くショットが甘くなりがち(特にフォアサイド)で、ビーナスに拾われていたのが苦しいところ。
あと、実況も度々取り上げていた、あのカッコ悪いフォームから繰り出すサーブは威力がない上にダブルフォルトも多発で、あれではちょっと厳しいね。

そんなバルトリに圧勝とまではいけなかったビーナスも、太腿の痙攣なんかもあって本調子とは言えなかったんでしょう。
ランキング31位で、第23シードというのにも驚きましたが。

最近の女子テニスはパワーテニス全盛ということですが、バルトリみたいなタイプがそこそこやれるんなら、けっこう面白いかな、という気がします。
久しぶりにテニスやりたい気分になりました。
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続・久間氏の件

2007-07-04 23:43:44 | Politcs
昨日のエントリで書き切れなかったことを少しだけ。

今回の久間失言辞任問題を巡って、たくさんの政治家・国会議員が激しい憤りを表明していましたが、アメリカの原爆投下を許せない所業だと認識している政治家が与党にも野党にもこんなに大勢いたとは、なんとも心強い(皮肉です)。
願わくば、米下院の従軍慰安婦非難決議に対抗して、広島長崎への原爆投下を人道に対する罪として糾弾し謝罪を求める国会決議でもぜひやってもらいもんです。
「アイムソーリーと言うのがそんなに難しいことなのか?」とか言って。
正面切ってアメリカに対しては何も言えないくせに、叩きやすい久間氏を内輪で吊し上げてオシマイだなんてちょっと陰湿なのではないかと思います。

ところで、今朝はちょっと遅めの出勤だったので、普段は見ない「とくダネ!」を見ていたところ、久間問題を取り上げていた男性アナウンサーが、義憤に満ちた正義漢ヅラでやたらとテンション高く糾弾を行っていました。
で、このアナウンサーが何に対して一番怒っていたのかというと、「しょうがない」発言直後に久間氏が「マスコミがその部分だけ取り上げるから真意が伝わらない」といった趣旨の発言をしたことに対してなんですね。
ああ、結局コイツらは、発言の内容そのものではなくて、マスコミにたてついたことが気に入らないだけなのだな、と。
あっちもこっちもレベルが低すぎてイヤになっちゃいます。
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「しょうがない」辞任

2007-07-04 00:09:06 | Politcs
久間防衛相が辞任 「しょうがない」発言で引責 (朝日新聞) - goo ニュース

この問題について書きたいことはたくさんあるけど、今日は帰宅が遅くなって疲れちゃったので、要点だけ。

自分も、件の発言内容については同意しかねるし、閣僚として政治家としての立場をわきまえない愚かな発言であるのは間違いないので、こういう結果になったことはそれこそ「しょうがない」ことだと思います。

だけど、ここまで右も左もあげて批判一色、四面楚歌というのはどうなんでしょう。
久間発言を擁護するつもりは毛頭ありませんが、原爆投下が戦争を終わらせたというのはある意味事実ではあるわけで、そういった考え方を述べること自体をタブー化するというのは逆に恐ろしいことのようにも思います。
そして、最近このブログで再三指摘しているように、一つの不祥事を起こした対象者を社会全体でとことんまで吊し上げ追い詰めることがエンターテイメント化しているような風潮がここにも感じられ、何となく不健全さを感じるのです。

とはいえ、ここまで大きな問題になったのは、参院選前というこの時期だったからこそなんでしょう。
公明党の浜四津敏子は、「柳沢大臣の『産む機械』発言とは質が違う」と言ったようですが、自分には質的な違いは無いように思えます。
違うのは「質」ではなくて「時期」でしょう。
今回の久間発言に憤っている国会議員のうち9割は、発言の内容に怒っているのではなく、選挙の邪魔をされたから、或いは、またとない攻撃材料になるから憤ったポーズをしてるに違いない。

それともう一つ。
今回の発言に怒っている人の怒り方をよく見てみると、「核兵器使用を容認している(ように聞こえる)こと」に怒っているのか、「米国の立場を容認している(ように聞こえる)こと」に怒っているのか、人によってニュアンスの違いがあるように思えます。
最近、こういうふうに、保守系の人と革新系の人が、まったく違うアプローチの仕方で、同じ方向を向いて糾弾するという現象が増えているような気がします。
特に、「アメリカ的」なものに対して。
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「惑星学が解いた宇宙の謎」 井田茂

2007-07-02 23:57:09 | Books
惑星学が解いた宇宙の謎 (新書y)
井田 茂
洋泉社

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珍しく自然科学系の本を読みました。

きっかけは著者の井田茂氏が、確かNHKだったと思うけど、テレビに出て爆笑問題と対談しているのを見たこと。
詳細覚えてないけど、ちょっと面白そうな話をしてたので興味を持って。

著者は惑星学を専門とする理論天文学者です。
惑星学というのは、文字通りに読めば「惑星」を研究する学問ということだけど、要は太陽を周る水金地火木土天海(冥は最近外されましたね)の惑星、すなわち太陽系の形成過程を研究するというのが元々の位置づけ。
太陽はどのようにしてできたのか、太陽を周回する惑星の形成過程はどのようなものだったのか、それぞれの惑星は大きさ・質量・組成などがどうして大きく異なるのか、月や土星の環はどのようにしてできたのか、等々。

で、忘れちゃいけないのは、太陽系というのは大宇宙の中ではほんの一部でしかないということ。
銀河系には、太陽と同様の恒星が無数に存在し、そしてこの太陽系が属する銀河系も大宇宙の中では、数多存在する銀河系の一つにすぎない。

そうなると当然気になるのが、太陽以外の恒星にも太陽系と同様の惑星系が存在するのではないか、という疑問。
この「系外惑星」は長らく観測されることが無かったんだけど、観測テクノロジーの飛躍的向上の結果、1995年に初めて発見されたとのこと。
その後、この本が書かれた2002年までの間に70個を超える系外惑星が発見され、惑星学は新たなステージに。
つまり、系外惑星が存在するってことは、この大宇宙のどこかに地球型惑星が存在し、そして生命体の存在する星もあるんじゃないか、という展望が開けたというわけ。

著者の文章は、精一杯素人にも理解しやすいよう工夫がされているんだとは思うけど、あんまり例え話などが挟まれないので、物理学や化学の門外漢である自分は正直ちんぷんかんぷんなところもたくさんあったけど、それでもこの学問世界の面白さ、ロマンを十分に感じ取ることができました。

何より面白いなと思ったのは、こうした天文学の発展には、観測技術の向上が不可欠なわけだけど、観測されたデータを元にして宇宙や太陽系や惑星の形成過程を理論化するにあたっては、結局のところ人間のアイデア・発想に基づく大胆な「仮説」が拠り所になるということ。
それこそが著者のような理論天文学者の出番なわけで、観測学者と理論学者のコラボレーションが天文学の発展をもたらしているということです。
で、仮説を立てるに当たっては、その学者の宗教観や思想がその方向性に影響を与えています。
地球のような知的生命体の存在する星が形成されたのは奇跡的偶然によるもので、他では起こりえないという「選民論」的立場を採る学者もいれば、著者のように地球がこのように形成されたのはけっして奇跡ではなく、宇宙には同様の惑星も存在しておかしくないという「平民論」的立場のもと仮説を立てる学者も存在する。

いずれにしても、ここ十数年の間でのこの分野の進展は目を見張るものがあるようで、何十億年というスケールで何が起こったかを突き止めようという学問が、たった数十年で飛躍的に進むというのも、なんだか不思議な感じ。
この本が書かれてからすでに5年が経過しているわけで、きっとさらに多くの知が切り開かれていることだろうと思うので、ぜひ直近の状況を解説してくれるような、この分野の本も読んでみたいな、と思ったのであります。
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