らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「小寒」の寒さ

2010-01-05 | 季節
今日は二十四節気の一つ「小寒」です。
小寒とは、太陽の黄経が285度の時で、寒さが最も厳しくなる前とか、寒さが加わる頃の意味です。
暦便覧にも「冬至より一陽起る故に陰気に逆らう故、益々冷える也」と説明しています。

「小寒」の今日が「寒の入り」、「小寒」後15日で「大寒」に入り、「大寒」後15日が「立春」、そして、その前日の2月3日の「節分」の日が「寒の明け」となります。
「小寒」から「節分」(立春の前日)までを「寒(かん)」とか「寒中」、「寒の内」と言い、暦の上でも、また実際にも、一年の内最も気候が寒く、気温の低い時期といわれています。
寒中見舞は「小寒」のこの日から出し始めます。

 
                   

「寒の入り」を詠ん句を一首ご紹介します。

  「月花の 愚に針立てん 寒の入り」    (芭蕉)
  (つきはなの ぐにはりたてん かんのいり) 
     
    意味:  一年中、月よ蝶よ花よと風流三昧の生活をして、今日は「寒の入り」。
         この厳しい寒さは現実で、風流など言っていられる寒さではない。
         そう言いながら、なお「寒の入り」を風流にしている自分がここにいる。
 
  
鳩山政権は来年度の予算編成作業が終わりましたが、予算執行が始まるのは4月以降であり、加えて、子供手当てや農家の戸別所得保償、高校授業料無償化など、金額の大きな予算項目はその殆どが消費には回らないだろうと言われています。

昨日は官庁の御用始め、一部の民間企業でも仕事始めでした。
専門家の論評では、鳩山政権の来年度の予算では、景気の二番底が懸念さています。
学生や非正規雇用の人たちを始め、職を探している求職者の人たちにとって、景気の冷え込みに加えて気象の冷え込み、更には政治の寒さが加わって「小寒」の寒さが一層厳しく感じられるのではないでしょうか?

環境問題も重要ですが、企業が元気になる政策をスピーディに願いたいものです。