らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「大寒」と「二十日正月」

2010-01-20 | 季節

今日は「大寒」で、正月行事の最後となる「二十日正月」でもあります。

「大寒」とは、二十四節気の一つで、今日から立春の前日までの期間を言い、一年で最も寒い時期という意味です。
「寒の内」の真ん中に当たり、沢の水がすっかり凍りつくほどの寒さの極限時期に入ります。
しかし、今年の「大寒」は寒さの極限どころか、全国的に季節はずれの陽気となるようです。
大寒波に見舞われた先週と寒さとは打って変わり、大阪では最高気温が17度になると予報されています。
この異常気象、やはり地球温暖化に関係あるのでしょうか?

なお、二十四節気とは、節分を基準にして1年を24等分し、約15日ごとに分けた季節のことです。
中国から日本に導入されたもので、半月毎の季節変化に対応できることから農業の目安とされています。

「大寒の行事」
「大寒の行事」として「大寒禊(みそぎ)」があります。
「大寒禊(みそぎ)」とは、冷水に入って心身を清め、無病息災を祈る行事です。
禊とは、「水(霊)注ぎ(みそそぎ)」を略した言葉といわれており、日本神話のイザナギノミコトの日向の阿波岐原(あわぎはら)における禊祓いに倣った、最も古い行法といわれています。
水は海に篭(こも)る霊力によって心身の不浄を除き、自分自身の本心の力を最も良い状態にすると信じられています。

昨日のNHKニュースで、ロシア正教の信徒が氷点下5度の気温の中、海中入る禊を行っている画像が流れていました。
外国にも「大寒禊(?)」があることに驚きました。

「食物仕込み」
また、この寒気を利用した食物作りに「凍り豆腐」「寒天」「酒」「味噌」などがあり、この時期に仕込が行われます。
これは、寒さが厳しい大寒の頃は空気中の雑菌が少ないので、味噌や酒などの仕込むのに適した時期といわれていることから伝統的に行われているようです。

「二十日正月」
今日は「二十日正月」でもあります。
「二十日正月」とは、正月の終わりとなる節目の日で、この日を持って正月行事は終了します。
京阪神地方では、正月に用いた鰤(ぶり)の骨や頭を酒粕、野菜、大豆等と一緒に煮て食べる風習があり、このことから「骨正月」、「頭正月」とも言われているそうです。