らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「小正月」の行事について

2010-01-15 | 雑学

今日1月15日は「小正月」と呼ばれており、関西では今日までが「松の内」といわれています。
そこで今日は「小正月」と「松の内」について調べました。

「小正月」
小正月とは、正月の「望の日(満月の日)」ことで、現在は新暦の1月15日を言い、1月1日の元旦を「大正月」と呼ぶのに対してこのように呼んでいます。
中国からの大陰暦が導入される以前、「望の日」を月初としていたことの名残と考えられているようです。
この小正月までが本来の松の内です。
また地方によっては、小正月は「女正月(めしょうがつ)」とか、「二番正月」と言っているところもあるようです。
「女正月」の謂れは、暮から正月にかけて親戚や年賀の挨拶客の接待で忙しく働いた主婦を、年賀行事が一段落した「小正月」の時期に、せめて1日だけでも家事から解放してあげようという労いの意味でこのように呼ばれるようになったといわれており、地方によっては家事一切を男が行うところもあるようです。
                                 
「小正月の行事」
小正月の朝には、古くから「小豆粥」を食べる習慣がありますが、これは中国の「小豆粥」を炊いて家族の健康を祈る慣わしが日本に伝わったことによるようです。
現在でも一般によく行われている行事に、粥の中に竹筒を入れて、筒の中に入った粥の多少で今年の米の出来を占う慣わしがあります。
小正月は豊年を占う行事が多いのが特徴と言われています。

・「松の内」
「松の内」とは、新年にお迎えした年神様のために、道しるべとして門ごとに門松が置かれますが、この松飾りのある期間のことで「小正月」までを言い、関西では現在でも1月15日までを「松の内」としているようです。
これに対して、関東では、元々は1月15日までを松の内としていましたが、1662年1月6日江戸幕府により、1月7日を以って飾り納めを指示する最初の通達が江戸の城下にお触れとして発せられ、それに倣った風習が関東を中心に広まったと考えられていることから、現在では関東は1月7日、関西は1月15日までといわれています。

・「左義長・三毬杖(さぎちょう)」
「左義長・三毬杖(さぎちょう)」とは、正月に飾った門松や注連(しめ)飾り、書初めで書いたものなどを持ち寄って焼く火祭りのことで、「どんど焼き」とも言われています。
「とんど焼き」の語源は、火が燃える様子を「尊(とうと)や尊(とうと)」と囃し立てた囃子言葉がなまったと言う説や、どんどん燃える様子から「どんどん焼き」、「どんど焼」、「とんど焼き」などと言われるようになったとの説があります。