らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「文化財」と「文化財防火デー」

2010-01-26 | 雑学
1月26日は「第56回文化財防火デー」です。
そこで今日は「文化財」と「文化財防火デー」について調べました。

 「文化財の定義」
 文化財保護法では、文化財を「有形文化財」、「無形文化財」、「民俗文化財」、「記念物」、「文化的景観」及び「伝統的建造物群」と定義しています。
 これらの文化財のうち、重要なものを「重要文化財」「史蹟名勝天然記念物」等として国が指定選定し、重点的な保護の対象としています。
 この他、土地に埋蔵されている文化財(埋蔵文化財)、文化財の保存・修理に欠くことのできない伝統的な技術・技能(文化財保存技術)なども保護の対象と
 されています。

・「文化財防火デー」 
 「文化財防火デー」とは、文化財を火災、震災、その他の災害から守ると共に、日本国民の文化財愛護思想の高揚を図る目的で、1955年(昭和30年)に当時の
 文化財保護委員会(現在の文化庁)と国家消防本部(現在の消防庁)が制定しました。

 「文化財防火デー」が制定されるキッカケは、1949(昭和24年)年1月26日早朝、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺の金堂で火災が発生し、堂内の
 壁画の大半が焼損したことによります。
 この事件は国民に強い衝撃を与え、火災など災害による文化財保護の危機を深く憂慮する世論が高まり、1950年(昭和25年)に文化財保護の統括的法律と
 して「文化財保護法」が制定され、その後、昭和30年になって、法隆寺の金堂が焼損した日であることや、1月と2月が1年のうちでも最も火災が発生しやすい
 時期であることから、1月26日を「文化財防火デー」と定められました。

・平成22年「第56回文化財防火デー」のポスターです。(文化庁HPより)
  第56回 文化財防火デーポスター
                
今年の文化財予防デーでは、香川県善通寺市の重要文化財「旧善通寺偕行社」)や東京都大田区の池上本門寺などで、防火訓練などが行われる予定だそう
です。(文化庁HPより)

・大阪府熊取町の「文化財防火デー」
 わが町熊取町では、消防署が今日の文化財防火デーを中心に、国指定の重要文化財である「降井家書院」、「中家住宅」、「来迎寺」および町指定文化財で
 ある「煉瓦館」の防火査察を行うようです。
 これに先立ち、一昨日の1月24日(日)には、煉瓦館で消防署・消防団と施設関係者との合同消防訓練が実施されました。

・昨年行われた「降井家書院」での消防訓練の様子です。(熊取町HPより)


私達国民の重要な財産である文化財を火災などの災害から守り、後世に伝えたいものです。