らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「鏡開き」の由来

2010-01-11 | 雑学
1月11日は正月行事の一つ「鏡開き」です。
今日はこの「鏡開き」の由来について調べました。

・「鏡開きの由来」
昔の武家では、男は鎧などの具足に供えた「具足餅」を、女は鏡台に供えた餅を下ろし、1月20日に砕いて雑煮で食べたのが始まりと言われ、この武家社会の
風習が一般化したものといわれています。
「鏡開き」は、江戸初期以前は「二十日(はつか)」が「刃柄(はつか)」に通じることから1月20日に行われていましたが、1651年1月20日に、3代将軍家光が亡くなった為、幕府は20日を忌日として避け、商家の行事である「蔵開き」が行われていた11日に変更し、それが現在に至っているようです。

・「鏡開き」
「鏡開き」とは、正月に年神様に供えた鏡餅を下ろし、雑煮や汁粉に入れて食べ、一家の円満や開運、発展を願う正月行事です。
鏡餅の大小の丸い餅は、古来から歳神さまのご神体であると考えられていました。
また、この餅は望月(もちづき:満月)に通じ、その丸い形が家庭円満を象徴すると考えられており縁起物とされていたようです。
また、鏡餅を食べることを「歯固め」と言うようですが、これは硬いものを食べて歯を丈夫にし、歳神様に長寿を願うことからと言われています。

「鏡開き」の「開く」と言う言葉は、歳神様が宿っている餅なので、神様と縁を切らないように「割る」や「砕く」とは言わず、「開く」という縁起のよい表現を使い、その意味、は「鏡」は円満を、「開く」は「割り」の忌み詞(ことば)で末広がりを意味するともいわれています。
なお、酒樽のふたを割る「鏡開き」は、酒樽の上蓋が「鏡」と呼ばれていたことが由来のようです。

・「包丁を使用しない訳」
また「鏡開き」の餅は包丁を使用せず、手や木槌で割って細かくします。
これは、刃物で切るのは切腹を連想させるとか、神霊は刃物を嫌うためと言い伝えられています。