らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

泉州探訪(その2)「金熊寺の梅林」

2010-03-05 | 地元紹介
昨日は泉州探訪の1回目として「一乗山 金熊寺(きんゆうじ)」をご紹介しましたが、今日は、その「 金熊寺(きんゆうじ)」のすぐ横の丘陵地一帯に広がる「金熊寺の梅林」をご紹介します。

・お寺の左側丘陵地に広がる「金熊寺の梅林」の入り口です。


「金熊寺の梅林」は、古くから泉州の梅の名所として知られており、2月中旬から3月中旬くらいまでは多くの観梅客で賑わいます。
往時には、茶亭数軒が見晴らしのよい所に席を設け、観梅客に茶菓酒を整えてきたようです。
私が訪れた日は、5~6分咲きで丁度見頃となっていましたが、平日と言うこともあって観梅客まばらでした。

・丁度、見頃となっている梅林です。


この「金熊寺(きんゆうじ)梅林」は、泉州の月ヶ瀬とも呼ばれ親しまれている梅林で、緩やかな丘陵地には紅梅、白梅合わせて約2000本が植えられているそうです。

・満開となっている紅梅です。


「金熊寺の梅林」は、江戸時代初期(1647年頃)に、金熊寺(きんゆうじ)のすぐ横に鎮座する「信達神社」神主の矢野氏に、「この地に梅樹を植えると神領ますます
隆盛となる」とのお告げがあり、矢野氏一族および土地の人々の手によって栽培されたのが始まりと伝えられています。

・黄梅です。
 白梅と違って、やや青みがかっており、白色の花弁がとてもきれいでした。


・桜の花を思わせる、鮮やかなピンクの紅梅です。


下の白梅は「金熊寺梅」として大事に育てられているそうです。
この梅は紀州の南高梅と比べて小粒ですが、種が小さく梅干には適していると言われています。

・白梅の「金熊寺梅」です。


この梅林は地元の農家数軒が栽培しているそうです。
梅林の中には、梅の栽培を止めて野菜を植えている区画や、ミカンを植えている畑もありました。

・このように梅林の中に野菜の区画もあります。


この「金熊寺(きんゆうじ)梅林」は、泉州探訪(その3)で紹介します「信達神社」と共に、平成元年4月に「大阪緑の百選」に選ばれています。