スーパーの野菜売り場には新玉ねぎが陳列されていますが、家庭菜園でも早生(わせ)の玉ねぎが収穫できるくらいまでに大きくなってきました。
今日は、極早生(ごくわせ)玉ねぎの収穫についてご紹介します。
私の玉ねぎ栽培は毎年種から育てています。
今年は、極早生(ごくわせ)、晩生(おくて)、赤玉ねぎの3品種の種を購入し、播種しました。
このうち、極早生と赤玉ねぎについては発芽しましたが、晩生については全く発芽しなかったため、知り合いや実家から苗をもらい植え付けました。
下の画像の極早生品種は半月余り早く植え付けたものですが、それから5ヶ月余り経った今週初めには収穫できるまでに大きくなり、一部を収穫しました。
・大きくなった極早生玉ねぎです。
玉ねぎは収穫時期になると茎が自然に倒れます。我が家の極早生は未だしっかりとした茎であり収穫時期には少し早いようです。
玉の部分も軟らかく、全面収穫にはまだ半月くらい要するものと思います。
家庭菜園での玉ねぎ栽培の良いところは、数種類の品種を時期をずらして栽培できることです。
こうすることで、極早生は晩生より1ヶ月~1ヵ月半早く収穫でき、病害虫予防の前に無農薬野菜として食べられること。
更に、未だ玉が成熟過程にあることから、軟らかい玉ねぎであると共にネギの部分も軟らかいので無駄なく食べられることです。
軟らかい玉ねぎは、蘞味(えぐみ)がなくて、スライスで生食するには最高です。
正に、家庭菜園の醍醐味と言ったところでしょうか。
・一部収穫した極早生玉ねぎです。
晩生品種については未だ下の画像のような状態であり、玉にはなっていません。
現時点では病害虫の被害もなくきれいに育っていますが、これから気温が上昇するとベト病などの病気が発生しやすくなり、病害虫防除が欠かせません。
こちらの収穫は5月下旬から6月初旬の予定です。
・晩生の玉ねぎです。
晩生は苗をもらった関係で植え付け時期が2回に分かれており、その分現時点での生育状況に差が出ています。
・手前の3畝は11月上旬に、その奥の2畝は11月下旬に植えつけたものです。
収穫後の玉ねぎの保存が毎年長持ちせず、夏過ぎには腐敗するのでその原因を調べてみました。
(原因)
・品種の問題と、春の遅い追肥が腐る要因のようです。 最終追肥は3月上旬までに行うようにすること。
・収穫が遅れると貯蔵性が低下するようです。全体の80%くらいが倒伏したら収穫を始めること。
今年の栽培では、以上のことに気をつけて栽培しているところです