今日は、早くも満開になった桜の花をご紹介します。
この桜は、私が鉢植えで栽培しているサクランボ「暖地」の花です。
サクランボ「暖地」はバラ科サクラ属の落葉小高木で、別名を桜桃(おうとう)と言います。
原産地は西アジア、ヨーロッパ地方といわれ、正式名はセイヨウミザクラ(西洋実桜)というそうです。
サクランボの名前の由来は、桜の実を指す「桜ん坊」からきたといわれています。
・これが早くも満開となったサクランボの花です。
私は一昨年から、鉢植えでサクランボの栽培を始めています。
昨年は枝が不十分で僅か4~5輪開花しただけでしたが、今年は枝も充実し、ご覧のようにたくさんの蕾がつきました。
・先月24日頃の蕾の膨らみ状況です。蕾の先端が割れてきています。
この後、蕾は更に外側に広がり、白く色づいて開花となります。
私が栽培しているサクランボは「暖地(桜桃:おうとう)」という品種です。
サクランボは基本的に異なる品種の木を2本植えて受粉樹とする必要がありますが、この「暖地」は自家受粉しますので、1本だけで結実するようです。
・蕾の状況から見て、開花までにまだ数日かかると思っていましたが、先週一週間が季節外れの暖かさだったため、今月に入って一気に開花しました。
サクランボ「暖地」の説明書きによると、小粒でたくさんの実を生らしますが、味は甘酸っぱく、ナポレオンや佐藤錦のような美味しさはないようです。
しかし、花がきれいなことや1本の木で結実することなど、家庭果樹として楽しむにはお奨めの品種だそうです。
・花が美しい「暖地(桜桃:おうとう)」の花です。
南側に面した庭において栽培しているため、冬でも比較的暖かく、3月に入ると早々に満開となりました。
・白色に薄いピンクが混じる桜の花はなんとなく温かみがあり、梅とは違う趣があります。
「暖地(桜桃:おうとう)」の栽培管理
・開花時期 3月初旬~中旬頃
・収穫時期 5月頃(開花後2ヶ月くらいで収穫できるようです)
・剪 定 花芽が分化する前の5~6月頃に、春に伸びた枝を5~6芽残して切ります。こうすることで翌年の花芽がつく短果枝を発生させることができます。
落葉後の休眠期の剪定は、枝を整える程度にとどめ、太い枝は切らないようにします。
・増やし方 挿し木または接木で増やします。
3月に行う場合は、前年に伸びた花芽のない枝を挿します。
6月の緑枝挿しは、今年伸びた緑の枝を10㎝に切り、葉を2枚残し、2~3時間水揚げをしてから指し床に斜めに挿します。
用土は鹿沼土を使用します。