らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

そろばんの日

2013-08-08 | 雑学

今日8月8日は「そろばんの日」だそうです。
そろばんの玉を「ぱちぱち」と弾く音の語呂合わせから、全国珠算連盟が1968年に制定したものだそうですが、私は就職してから退職するまで、そろばんを常に手元において使用しており、大変世話になった一人です。

そこで今日はそろばんの歴史について調べました。

いま日本で使われているような『そろばん』は、約4000年ほど前にメソポタミア地方(チグリス川とユーフラテス川にはさまれている場所、現在のイラクあたり)で考えられた砂そろばんが始まりだそうです。
砂の上に線を引き小石を並べて計算をしていたものですが、それが中国に渡ると、小石を木にかえて串ざしにして計算していたそうです。
中国ではそろばんのことをスアンバンと言っていました。そのことばが少しずつ変化して『そろばん』になったと言われています。

日本への伝来は約500年ほど前、室町時代の末頃に長崎か大阪の堺の港に入ってきたようですが、そのそろばんは、五玉が2個、一玉が5個あったそうです。
日本では、そろばんが広まるにつれて、「和算」という日本の独特の数学の発達とともに、そろばんを使ううちに、五玉を1個にしたほうが便利だと気がつき、今から,100年ほど前になると、五玉が1個のそろばんを使う人が多くなりました。
そして、昭和13年になると、全国の小学校では4年生からそろばん学習が必修になったようです。

約4000年ほど前にメソポタミア地方で生まれたそろばんはシルクロードを通って中国へ渡り、そして日本へ入って大きく花を咲かせ、こんどは太平洋を越えてコンピューターの国アメリカへ伝えられました。
今ではそろばんが算数の教具として注目され、世界の多くの国で小学校教育の中で指導されているそうです。

そろばんが外国で広がっている事から、大阪市珠算協会は日本に在住している外国人のために1986年に外国人のためのそろばん講座を始めました。
これが成功して70カ国以上の人たちが受講しにきており、その人たちの上達ぶりは予想以上に早く、平成16年では初段に1名、1級に1名、2級に6名、3級に27名が合格しており、4.5.6級に関しては約270名が合格しているそうです。