らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

のど仏

2013-08-22 | 雑学

大阪では昨日で15日連続の猛暑日となりました。
大阪南部の熊取では、この間雨は全く降らず、空気が乾燥していて外に出るとすぐに喉がカラカラとなり、水分の補給が欠かせません。
通り雨や夕立ち、場合によっては台風でもいいから雨を降らして欲しいという気持ちです。

さて、喉と言えば、成年男子にはっきりと見られる喉の隆起した部分、所謂「のど仏」があります。
これは、骨の形が「仏様が鎮座しているような形に見える」ことから名づけられたのですが、今日はこの喉仏について調べました。

喉仏は「喉骨(のどぼね)」や「結喉(けっこう)」とよばれていましたが、喉仏と呼ばれるようになった由来はその形状が座禅をしている仏さまの姿に見えることからだそうです。
宗派により異なるようですが、火葬場で骨上げをする際、最初に歯を拾い次に「足」、「腕」、「腰」、「背」、「肋骨」、「頭部」の順で骨壺に入れ、最後に故人と最も縁の深い二人が喉仏を拾うのが一般的だそうです。
その時に、喉仏の形がはっきりして仏様が座禅を組んでいる姿に見えると「生前によい行いをしていた」と言われるそうです。
しかし、カルシウム不足の人でもよい行いをしていれば綺麗に喉仏が残るのかは定かではないようです。

この喉仏、英語ではAdam's apple(アダムスのリンゴ)と呼ばれます。
これは旧約聖書において神が創った最初の人間アダムとイブが禁断の木の実(リンゴ)を食べた時、神から声をかけられ慌てて飲み込んだところ、それが喉につかえて「喉仏」になり、イブの食べた木の実は乳房になったという伝承からのようです。

喉仏は、西洋・東洋共に神仏に関係することばで表わされているようです。