らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

清水の舞台

2013-08-26 | 時事

現在、世界遺産・清水寺の国宝・本堂の柱の修理が行われています。
マスコミの報道によれば、修理は傷んだ柱の根元を切り取って新しい木に替える「根継ぎ」工法で9本の柱を修理するものです。

清水寺は奈良時代末期の創建とされ、現在の本堂は江戸時代初期の1633年に再建されたもので、柱168本の内、今回修理される9本は380年前の再建以来初めての修繕だそうです。

・傷んだ柱の根元を切り取って新しい木に替える「根継ぎ」工法の修理です。(読売ネットより)


ところで清水寺と言えば、「清水の舞台から飛び降りる」という言い回しがあります。
この意味は、死んだつもりで思い切った行動を取ること、或いは非常に重大な決意を固める事を意味しますが、何故、清水の舞台なのか調べました。

「清水の舞台から飛び降りる」の謂れは、本当に飛び降りた者がいたからだそうです。

江戸時代には「この舞台から命を懸けて飛び降りると願いが叶う」という一種の庶民信仰のようなものが流行ったそうです。
清水寺が「成就院日記」から、飛び降り事件に関する記述を抜き出してまとめた調査によると、江戸前期の元禄7年(1694年)から幕末の元治元年(1864年)までの間に、記録が抜けている分を除いた148年間の飛び降り事件は未遂も含め234件発生したそうです。

・清水の舞台です。(ウィキペディアより)


高さ13mもある清水の舞台から飛び降りた人の生存率は85.4%と高く、10代、20代に限れば90%以上の人が助かっている一方で60歳以上では6人全員が死亡したそうです。
男女比では、男7に対して女3、最年少は12歳、最年長は80歳代で、年齢別では10代、20代が約73パーセントを占め、更に地域別では京都の人が最も多く、東は現在の福島や新潟、西は山口や愛媛にまで及んでいます。
しかし、明治5年(1872年)に政府によって飛び降り禁止令が出された後は飛び降りは激減しました。