暑からず寒からず、ちょうどいい気温で雨中の林内散策。
所々に霧がなびき、日本画風の何とも言えない雰囲気があります。
林外でザーザー降りでも、林内では雨滴が幹に導かれるためか、降りは少ない。
汗は出ないし幻想的風景が展開するし、散策は雨の中に限る。
頼成の森は林内に入ると細尾根があったり、急崖地があったり、意外と変化に富んだ
地形となっている。
この風化土を運搬する現場のような所を見つけた。
谷の出口に堆積した風化土を再度侵食していく過程と思われる。
ここの風化土は粘土に近い細粒子の土のため、少量の流水でも十分流せるのだろう。
融雪時期には、谷の出口のミニ堆積帯でよく見られる。
大きな川がなくても、自在に地形を変えることができるのは、ここの地質によるものか。