以下は昨日の記録です。
「八が峰のこみち」のジグザグ登りの途中にツバキが沢山あります。
その中の1本に「ユキバタツバキ」の名札がかかっています。
昨年は花のある時期に通ってなかったので、そうかユキバタかと思ってました。
昨日通るとその木にピンクの八重の花が咲いていました。
しみじみとした気持ちになり、そっと名札を外しました。
おそらく、乙女椿、ユキツバキ系の園芸種です。
周りのツバキもピンク花でしたので、ある時期この一帯に植えたのでしょう。
見ごろの一輪は非常に端正です。
コブシの花も咲いています。少し散りかけです。
高木の枝先の黄色が目を引きます。
イタヤカエデ、大木になる珍しいカエデです。
アカイタヤやオニイタヤなど変種が多いのですが、ここでは総称としてイタヤカエデとしています。
ヤマモミジなど普通のカエデの花はぶら下がっています。
イタヤカエデの花はそれとは随分違います。
カナダ国旗のサトウカエデのように、樹液に糖分が多く甘味を感じれるようです。
「ツバキのこみち」を下ります。
ここに、1974年に植栽されたブナとイヌブナの人工林があります。
ブナの新緑が気になっていたのですが、下の写真の状況でした。
数本の背の低いブナが開葉、上層木はまだでした。
もう少しするとこの景色が一変します。
「ツバキのこみち」を降りて、「穴谷園」まで来ると、対岸の「つづら折のこみち」からキチンと遊歩道を踏みしめてカモシカが降りてきました。
ウインクお母さんのような気がしましたが、確定ではありません。
カモシカさんに軽くあいさつし、「石の門」~「栂野尾園」経由で戻りました。
その「栂野尾園」の小さな池から、
「クリクリクリツ」とか「ケレケレケレ」とかに聞こえる声がします。
本によっては「コロコロッ」とか書いてありましたが、とにかく、歯切れの良いスタッカートな声です。
シュレーゲルアオガエル、ハイカラな名前のカエルです。
3月終わりに教えてもらいました。覚えやすい声です。
ハイカラな名前は、ライデン博物館のシュレーゲルさんに由来するとのこと。
近づくと鳴き止むのがわかっていたので、忍び足で時間をかけてました。
しかし、声はすれども姿は見えず。
目を皿のようにして覗き込みますがわかりません。
さっきから気配を感じて鳴き止んでいるので、写真をあきらめて場を離れました。
少しすると盛んに鳴き始めます、いまいましいケレケレ声を背中にしょって帰途につきました。
帰って調べると、産卵期は地中にいることが多いため、鳴き声が聞こえても発見するのは難しいそうです。