TPPなど発効すれば、薬価が高騰していくことは明らかなので、日本の財政破たんを早めるだけである。そんなものを推進するのは狂っているとしか言いようがない。日本の官僚がまともなのであれば、薬価の問題一つとっても、TPPに反対すべきなのである。
オバマ大統領も、製薬会社を儲けさせるためのTPPなどを推進するのではなく、ここはむしろマレーシアの言い分を聞いて、ジェネリック医薬品を出やすくするように知財保護措置を緩和することこそ考えるべきなのだ。そうすれば自らの公約である国民皆保険の夢も実現できそうなものだ。なぜそう考えられないのだろう? . . . 本文を読む
TPPを推進しながら、より高い環境基準の相互受け入れという条件を迫れば、「そんなめんどくさいことになるならいち抜けたっ」と、モンサントなどTPP反対に回るだろう。自動車業界もより強く反対しよう。そうなれば交渉は瓦解する。「よりよいTPP」の積極推進は、TPP交渉自体を葬ることにつながる。推進が否定に帰結するという弁証法力学だ。 . . . 本文を読む
昨晩(2013年4月28日)9時からNHKスペシャルで「TPP交渉 どう攻める どう守る」という討論番組があった。甘利明経済再生担当大臣をはじめ推進派3人、慎重・反対の立場の3人というバランスのとれた布陣であった。
TPPについてどう考えるかよく分からなかった視聴者が、これを見た結果「是非参加すべき」と思うようになったというケースはほとんどなかったのではないだろうか。推進派は「参加のメリット」 . . . 本文を読む
産経新聞の福田涼太郎記者は、「小規模農家が非常に多い」ことが長野県の長寿の理由の一つという分析をしている。拍手を送りたい。
私の祖父も亡くなる直前まで畑仕事をしていたものだった。亡くなる直前まで医者になどほとんどかからずに元気に過ごしていた。まさに「ぴんころ」の典型だった。
私も、国民皆が小規模な農地を持てば、いまより平均寿命は延びて、老人医療費も削減でき、国民の健康・福祉にも、国の財政にも大きく寄与すると考えている。
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TPPの本質は、目先の利益しか考えない一部の強欲企業家たちが、加盟国の庶民の財布に寄生して、そこから生き血を吸い上げて肥え太ること ― 本質は、この一点に尽きよう。単純明快である。何も難しく考える必要はない。
議会による民主的コントロールを形骸化させ、強欲企業が庶民のなけなしの所得を収奪していくシステムが完成する。
市場原理に従ってではなく計画的に吸い上げる。「グローバル資本主義」ならぬ、グ . . . 本文を読む
日本ではいまだにTPPを自由貿易協定の一種であると考えている人々は多い。TPPは自由貿易協定ではない。貿易強制協定である。USTR(米国通商代表部)に群がる利権ロビイストたちが、日本の規則を、米国のロビイストの都合に合致するように強制的に改変するという、「自由」とは対極的な強制協定である。
オバマ自身がそう言っているのだから明らかだ。何故か、オバマが国内向けにアピールしている「Trade En . . . 本文を読む