日本はルビコン川を渡った

　予想されたこととはいえひどい結果でした。ブログ上で選挙活動してしまいましたので、私なりに選挙の総括しておきます。
　日本にとってなくてはならない人たち、人間としての輝きをもち、美しく、信念がある国会議員たちがのきなみ落選してしまいました。この間、反ＴＰＰ運動などで先頭にたっていらした議員たちも、共産党を除けばみな落選してしまいました。

　生活者の観点から食の安全・ＴＰＰ問題・公共事業チェックなどに取り組んでこられた大河原雅子さん、農業問題のエキスパートとして今後ＴＰＰ問題に取り組んでいくうえでなくてはならない人だった舟山康江さん、山田正彦さん、郵政民営化問題以来一貫して市場原理主義の行き過ぎに反対して活動してこられた亀井亜紀子さん・・・・。生活の党では、子宮頸がんワクチンの危険性を訴え大きな成果をあげてこられた、はたともこさん、八ッ場ダム問題にも真剣に取り組んでこられた三宅雪子さん、ＴＰＰ反対の先頭に立ってこられた森ゆうこさん。
　ＵＣＬＡで工学修士号を持ち官僚が出してくるウソのデータなど片端から見破る能力を持っている平智之さん（国交省の洪水計算の虚構も計算手法を一目見るだけでたちどころに問題点を見抜いていました）。
　有機農業推進に取り組み美しい日本の魅力を海外にも発信し続けてきたツルネン・マルティさん・・・。
　
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　いずれも官僚に迎合せず、信念を有し、能力も実績も十分で、これからの日本にますます必要な方々ばかりでした。失ったものはあまりにも大きい・・・・。
　しかし、前の記事にも書きましたが、この事態に至ったのは大同団結ができない日本のリベラル勢力の根本的な欠陥に基づくものなのです。野党のリベラル勢力には深刻な反省を求めます。そして三年後こそ団結して再起をお願いします。
　
　日本の将来を悲観せざるを得ません。ＴＰＰ推進、原発再稼働、憲法改悪、集団的自衛権の名の下に米軍の侵略戦争に日本も加担するようになり、そして国土強靭化の名の下に国土を破壊し続け、いずれ国債暴落・財政破たんという事態に至りそうです。その事態に至ったときに誤りに気付いて引き返せればよいのですが、長いものに巻かれ、付和雷同する日本人の特性から考えて、財政破たんした後はますます右傾化して全体主義的になってしまうでしょう。

　しかしあきらめたら全てが終わりです。一人の日本人として最後までできることはやり続けたいと思います。