日本の民主主義が死んだ日

　参院選が終わってからほぼ政治に諦めていて、本の執筆・編集にばかり没頭していた（一応研究者なので）。

　しかし、さすがに昨日・今日（2013年12月6日。先ほど12時を回ったので正確には昨日）は、いてもたってもいられずに国会前に駆け付けた。
　２万人集まった。女子高生や親子連れの姿もあった。石破氏がいうよな「特定の政治勢力」とは無縁な人々が山のように押し寄せていた。しかし、その声は内部にいる与党議員たちには届かなかった。ゆがんだ政治勢力によるテロまがいの強行（凶行）採決が行われたのだ。

　日本版NSCと特定秘密保護法と集団的自衛権。改憲なくとも、すでに実質的に改憲されてしまった。
　後世の歴史家は2013年12月6日が日本国憲法の命日だったのだというのかも知れない。

　米国は「情報公開、透明性、説明責任が市場経済と民主主義を支える鍵」ということを言い続けてきた。

　しかるにTPPの秘密主義・閉鎖主義はもはや市場経済ではない。一部の歪んだ政商たちが庶民を収奪するための計画経済だ。

　その上、特定秘密保護法と日本版NSCをつくられて、民主主義も死んだ。

　米国は市場原理と民主主義という自らが掲げた理念もかなぐり捨てた。

　今後は、説明責任のない、秘密のベールに守られた、官僚たちによる独裁政治のやりたい放題が始まる。いつ戦争になるかわからない。
　
　倒れるにせよ、せめて前を向いて倒れていきたい。いま考えることはそれだけだ。

　いまならまだ声をあげられる。明後日は以下の企画に参加する。多くの方々の参加を呼びかけます。　　

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

「秘密交渉・国会無視・生活破壊　これでいいのか？！TPP 12.8大行動」

主催：「これでいいのか？！TPP　12.8大行動」実行委員会
・TPPに反対する弁護士ネットワーク
・TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会
・主婦連合会ほか

日時：２０１３年１２月８日(日)１３時～１６時

行動内容：集会とデモ行進
日比谷野外音楽堂での集会と銀座デモ

詳しくは下記サイト参照。
http://atpp.cocolog-nifty.com/blog/2013/11/tpp-128-0428.html