大河ドラマの「花燃ゆ」、第14回は、幕府による梅田雲浜の投獄に抗議した吉田松陰が老中・間部詮勝の暗殺を計画し、松下村塾が閉鎖され、松陰が再投獄される回だった。
この暗殺計画をどう脚色・美化するのだろうという興味で、一週遅れの土曜の再放送を観てみた(日曜は観れなかったので)。予想に反して、吉田松陰とは距離を置いて、松陰の老中暗殺計画に批判的だった吉田稔麿の視点から客観的にテロの現実を描いていた。私もこの描き方には好感を持った。
ツイッターなどネットにあった声をいくつか紹介したい。視聴者の反応を検索して読んでいると本当に面白い。興味深い。アンチ薩長派の視聴者にも受けがよかったようだ。
***以下、ツイッターの声をいくつか興味本意でひろってみたものです*****
反薩長派のダンナは「薩長が権力持ったせいで日本はその後も戦争まみれになった」という #花燃ゆ は不愉快なドラマなのかなと思いきや、正しくテロっぽく描いてるからかえっていいんだとも… そ、そんなもん?大河ドラマとしては???
なんか立派な教育者というよりもテロ扇動者としてのスタンスの方が明らかに強い… これまでの吉田松陰像とは一味違う感じのドラマですね
今週分の花燃ゆ見た。私長州のこと全然知らないからこのドラマで初めてちゃんと長州に触れるんだけど、なにこれ松下村塾まじ吉田松陰が教祖なテロ集団でめちゃこわいんだけど(ToT)
今週の『花燃ゆ』は松下村塾がオウム真理教のサティアン化。 開国の正義と攘夷の正義がぶつかり、攘夷の中でも穏健派と急進派がぶつかり、見応えのある回だった。 #花燃ゆ
松下村塾のメンバー見て海外のテロリストみたいだなーって、他人事ならぬ他国事として認識できていたまではまだよかったんだな、今週からはオウムっぽく見えて…自国の黒歴史… #花燃ゆ #nhk
昨日の「花燃ゆ」超面白かった!
吉田松陰は、梅田雲浜が幕府に捕らえられ、久坂玄瑞が行方不明となった衝撃から、老中暗殺計画を弟子たちにぶち上げ、先生への恩義から5人が血判書に署名しますが・・・もちろんテロ計画ですから、大変な事件です。
松陰先生がテロリストに転落した瞬間・・・!
「花燃ゆ」、低視聴率更新してしまったらしい。わお!松陰に感情移入するようつくったら右翼テロ礼賛になってしまうけど、松下村塾を批判的に見すぎても現代の価値観盛り込みすぎになる…扱いづらい題材。でも、日本の近代の幕開けの矛盾苦しみ切なさを見いだせたらそれはそれでいいドラマ
花燃ゆ。吉田松陰ってあんなに直截で過激だったか。今の世で言えば、安倍サンなんかはたちまち正義の刃で断罪されてしまいそうだ。松蔭が現代に生きていたらテロリストなんだろうか。明治維新までの20年間はテロの応酬だったとも言える。国の前途を憂いて我が命を賭ける熱き群像の時代。
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NHKの大河スタッフや吉田松陰演じる伊勢谷友介さん、じつはこの番組に暗に安倍首相への批判をこめていたのかも? 安倍首相は長州史観礼賛ドラマを期待していたと思うが、多くの視聴者の反応は見ての通りですから。見事にこのドラマは、安倍首相の希望に反した結果をもたらしたわけだ。
安倍首相は苦い想いをしているかも知れないが、NHKとしては「テロを礼賛しない」という政府方針に従っているのだから文句はつけられないだろう。
大河関連ブログでは、「como siempre 遊人庵的日常」の以下の記事が本当にすばらしかった。多くの方々に読んでいただきたい記事です。一部引用させていただきます。
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http://blog.goo.ne.jp/yujinan/e/7df8a3ab692d9f5b5f38864b6a633970
いや、吉田松陰先生と松下村塾生はちがう、テロリストなんかじゃない、高い志があるんだ熱い信念があるんだ…というファンの方には申し訳ないですけど、たとえばISに参加する人にも高い志と熱い信念がある(本人にとっては)わけですよ。自分の理想通りに世の中を変えたいという純粋な思いが(本人にとっては)あるわけですよ。
そういうわけで、ドラマ的にこの人たちの理想をつきつめていくと、ほんとに国際テロとシンクロしてしまうのは、制作する人もさすがに途中で気付いたと思います。だから必死におにぎりとかお饅頭とかイケメン連続投入ででごまかしつつ、家族が一番、笑顔が一番、幕末男子の育てかた。みたい生ぬるいアドバルーンをいくつもあげて視聴者の目をそらそうとしていたんでしょうけど、残念なことに、視聴者はそう簡単につられなかったわけですね。松下村塾=テロリストという現実は、むしろそうすることでより無残に身もふたもなく視聴者に印象付けてしまったようです。
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ところで、原田伊織さん著『明治維新という過ち ―日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト(改訂増補版)』(毎日ワンズ、2015年)の売れ行きがすさまじいらしい。いまアマゾンのランキングを見たら、現時点で「明治維新」関連で第一位、日本史全般でも第6位。出版社としても予想できなかった嬉しい悲鳴ではなかろうか。
本屋の歴史書のコーナーに行くと、吉田松陰と松下村塾を礼賛する本が平積みになっている中で、読者はそれらと真逆の主張をしている原田さんの本を買っていく。りくにすさんもこの本に批判的だったが、私も原田伊織さんの主張には違和感を感じる部分はある。しかし、この本が売れているという現象は日本人の良識と健全性を示すものだと思う。
ちなみに「吉田松陰 テロリスト」と検索すると、このブログも上位に出てくるので、それらのキーワードを検索して拙ブログにたどりつく方も増えている。
この暗殺計画をどう脚色・美化するのだろうという興味で、一週遅れの土曜の再放送を観てみた(日曜は観れなかったので)。予想に反して、吉田松陰とは距離を置いて、松陰の老中暗殺計画に批判的だった吉田稔麿の視点から客観的にテロの現実を描いていた。私もこの描き方には好感を持った。
ツイッターなどネットにあった声をいくつか紹介したい。視聴者の反応を検索して読んでいると本当に面白い。興味深い。アンチ薩長派の視聴者にも受けがよかったようだ。
***以下、ツイッターの声をいくつか興味本意でひろってみたものです*****
反薩長派のダンナは「薩長が権力持ったせいで日本はその後も戦争まみれになった」という #花燃ゆ は不愉快なドラマなのかなと思いきや、正しくテロっぽく描いてるからかえっていいんだとも… そ、そんなもん?大河ドラマとしては???
なんか立派な教育者というよりもテロ扇動者としてのスタンスの方が明らかに強い… これまでの吉田松陰像とは一味違う感じのドラマですね
今週分の花燃ゆ見た。私長州のこと全然知らないからこのドラマで初めてちゃんと長州に触れるんだけど、なにこれ松下村塾まじ吉田松陰が教祖なテロ集団でめちゃこわいんだけど(ToT)
今週の『花燃ゆ』は松下村塾がオウム真理教のサティアン化。 開国の正義と攘夷の正義がぶつかり、攘夷の中でも穏健派と急進派がぶつかり、見応えのある回だった。 #花燃ゆ
松下村塾のメンバー見て海外のテロリストみたいだなーって、他人事ならぬ他国事として認識できていたまではまだよかったんだな、今週からはオウムっぽく見えて…自国の黒歴史… #花燃ゆ #nhk
昨日の「花燃ゆ」超面白かった!
吉田松陰は、梅田雲浜が幕府に捕らえられ、久坂玄瑞が行方不明となった衝撃から、老中暗殺計画を弟子たちにぶち上げ、先生への恩義から5人が血判書に署名しますが・・・もちろんテロ計画ですから、大変な事件です。
松陰先生がテロリストに転落した瞬間・・・!
「花燃ゆ」、低視聴率更新してしまったらしい。わお!松陰に感情移入するようつくったら右翼テロ礼賛になってしまうけど、松下村塾を批判的に見すぎても現代の価値観盛り込みすぎになる…扱いづらい題材。でも、日本の近代の幕開けの矛盾苦しみ切なさを見いだせたらそれはそれでいいドラマ
花燃ゆ。吉田松陰ってあんなに直截で過激だったか。今の世で言えば、安倍サンなんかはたちまち正義の刃で断罪されてしまいそうだ。松蔭が現代に生きていたらテロリストなんだろうか。明治維新までの20年間はテロの応酬だったとも言える。国の前途を憂いて我が命を賭ける熱き群像の時代。
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NHKの大河スタッフや吉田松陰演じる伊勢谷友介さん、じつはこの番組に暗に安倍首相への批判をこめていたのかも? 安倍首相は長州史観礼賛ドラマを期待していたと思うが、多くの視聴者の反応は見ての通りですから。見事にこのドラマは、安倍首相の希望に反した結果をもたらしたわけだ。
安倍首相は苦い想いをしているかも知れないが、NHKとしては「テロを礼賛しない」という政府方針に従っているのだから文句はつけられないだろう。
大河関連ブログでは、「como siempre 遊人庵的日常」の以下の記事が本当にすばらしかった。多くの方々に読んでいただきたい記事です。一部引用させていただきます。
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http://blog.goo.ne.jp/yujinan/e/7df8a3ab692d9f5b5f38864b6a633970
いや、吉田松陰先生と松下村塾生はちがう、テロリストなんかじゃない、高い志があるんだ熱い信念があるんだ…というファンの方には申し訳ないですけど、たとえばISに参加する人にも高い志と熱い信念がある(本人にとっては)わけですよ。自分の理想通りに世の中を変えたいという純粋な思いが(本人にとっては)あるわけですよ。
そういうわけで、ドラマ的にこの人たちの理想をつきつめていくと、ほんとに国際テロとシンクロしてしまうのは、制作する人もさすがに途中で気付いたと思います。だから必死におにぎりとかお饅頭とかイケメン連続投入ででごまかしつつ、家族が一番、笑顔が一番、幕末男子の育てかた。みたい生ぬるいアドバルーンをいくつもあげて視聴者の目をそらそうとしていたんでしょうけど、残念なことに、視聴者はそう簡単につられなかったわけですね。松下村塾=テロリストという現実は、むしろそうすることでより無残に身もふたもなく視聴者に印象付けてしまったようです。
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ところで、原田伊織さん著『明治維新という過ち ―日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト(改訂増補版)』(毎日ワンズ、2015年)の売れ行きがすさまじいらしい。いまアマゾンのランキングを見たら、現時点で「明治維新」関連で第一位、日本史全般でも第6位。出版社としても予想できなかった嬉しい悲鳴ではなかろうか。
本屋の歴史書のコーナーに行くと、吉田松陰と松下村塾を礼賛する本が平積みになっている中で、読者はそれらと真逆の主張をしている原田さんの本を買っていく。りくにすさんもこの本に批判的だったが、私も原田伊織さんの主張には違和感を感じる部分はある。しかし、この本が売れているという現象は日本人の良識と健全性を示すものだと思う。
ちなみに「吉田松陰 テロリスト」と検索すると、このブログも上位に出てくるので、それらのキーワードを検索して拙ブログにたどりつく方も増えている。
視聴率がかなり下がっているようですが、松陰たちのテロリストの側面が描かれるようになると、安倍首相にとっては視聴率低下は都合がいいのかもしれません。
はじめまして。コメントありがとうございました。
>権力による暴力的な言論弾圧への抵抗運動がテロなんですかねえ。
たしかに当時は安政の大獄の最中であり、為政者の側が国家テロに手を染めてしまっていました。追い詰められた側がやむを得ず最後の抵抗手段として井伊を狙うというのはあり得たのかも知れません。
しかしながら松陰の弟子たちは、全く無実の、殺してはいけない人々を殺しすぎました。それゆえ、伊藤、山縣、品川ら生き残った弟子たちが国家権力を掌握すると、今度は井伊も顔負けの国家テロを行使する側に回りました。山縣や品川の暴力による言論弾圧は井伊の比ではないと思います。
立派なテロリストですね
結局、気にくわないなら例え江戸時代でも殺してでも
崩壊させてやるという思想はテロ以外に
何物でもないですね
ISISだって自分達の正義を確かに振りかざしてる
振りかざして、弱者をいたぶって好き勝手するのを
テロリストとか人間のゴミって言うべきなんですよ
誰だ、こんな松陰とかいうほぼキチ〇イじみた
人間をヒーローみたいにした人間のクズは