代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

週刊朝日の真田家特集で赤松小三郎も紹介される

2015年10月31日 | 赤松小三郎
 今週号(2015年11月6日号)の『週刊朝日』。大河ドラマ真田丸のスペシャル特集「真田家3代と最強家臣団の末裔たち」が組まれている。内容は、真田幸村(信繁)の直接の末裔である仙台真田家当主の真田徹さん、松代城主真田家の14代当主の真田幸俊さん(慶応大学理工学部教授)、幸村・信之の姉の村松殿とダンナの小山田茂誠の末裔である小山田恒雄さん、北条氏滅亡のきっかけとなった名胡桃城事件で悲劇的な死を遂げた鈴木主水の末裔である鈴木英昭さんなどのインタビューなどが掲載されています。

 たとえば小山田家は、現存する数少ない真田幸村直筆の手紙を、江戸時代を通して大切に保管し続け、現代に伝えた家系です。有名な、死を覚悟した幸村の「さだめなき浮世にて候へば、一日先は知らざる事に候」という手紙などがそれです。小山田家では、万が一に備えて木彫りで書状の写しまで作って保管していたという非常に興味深いエピソードなども語られています。




 そして真田丸特集に便乗して、赤松小三郎の紹介記事も掲載されています。執筆したのは、ノンフィクション作家で赤松小三郎研究会のメンバーでもある宮原安春氏。以下の画像参照。
 真田特集と関連して、赤松小三郎も紹介されたのはすばらしいこと。今後、大河ドラマ真田丸に関連して真田や上田を特集する記事などが各誌で企画されていくと思います。真田の精神は幕末の佐久間象山(真田家家臣)や赤松小三郎(上田藩士)にも継承され、日本の近代化にも貢献しています。ぜひ、各誌には、赤松小三郎にも注目していただくようお願いしたいと存じます。赤松小三郎の提唱した人民平等の民兵主義の防衛戦略は、真田昌幸のそれを継承していると私は考えています。

 宮原氏の記事の一節を紹介します。
 「好戦的な西郷には平和主義の赤松が邪魔だったのかもしれない。・・・・「たら、れば」ではあるが、民間からの初の憲法構想である赤松の建白書が採用されていれば富国強兵に走ることもなく、日清、日露戦争も起こらなかったかも知れない」



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