明後日からちょっとドイツに出かけてきますので(一応調査目的)、しばらくブログを休みます。ちなみに今までアジア諸国で研究をしていましたので、ヨーロッパに行くのはこれが初めてなのです。
何と到着する9月18日は、ドイツの総選挙の日!!
日本の選挙が終わったと思ったら、また選挙なわけです。
かつて『資本主義対資本主義』(竹内書店新社、1992年)を書いたフランス人のミシェル・アルベールは、ドイツと日本の資本主義を「ライン型資本主義」と命名して、米英の「アングロサクソン型資本主義」とは本質的に違うシステムであると論じました。
アングロサクソン型資本主義では企業とは単なる株主の商品にすぎないのに対し、ライン型の企業は社員の福利厚生もはかる共同体・コミュニティーである・・・・などなど、両資本主義にはとてつもない差があったというわけです。
9月11日の歴史的な総選挙によって、東にあったライン型資本主義には「処刑」が宣告されました。
9月18日のドイツの総選挙では、西のライン型資本主義にも処刑命令が下るかも知れません。その差わずか一週間。なんという歴史の皮肉でしょう。
でも日本と違って、ここにきて左派が巻き返してきて、ドイツは接戦のようです。
最新の世論調査では、キリスト教民主同盟と自由民主党の支持率合計と、社民党・緑の党・左翼党(社民党左派と旧東ドイツの政権党が合併して誕生)の支持率合計はほぼ拮抗しているようです。
ひたすら西のライン型資本主義が存続してくれることを祈るのみですが、へたに期待するとまた裏切られたときの絶望感が大きいので止めとこう。
何と到着する9月18日は、ドイツの総選挙の日!!
日本の選挙が終わったと思ったら、また選挙なわけです。
かつて『資本主義対資本主義』(竹内書店新社、1992年)を書いたフランス人のミシェル・アルベールは、ドイツと日本の資本主義を「ライン型資本主義」と命名して、米英の「アングロサクソン型資本主義」とは本質的に違うシステムであると論じました。
アングロサクソン型資本主義では企業とは単なる株主の商品にすぎないのに対し、ライン型の企業は社員の福利厚生もはかる共同体・コミュニティーである・・・・などなど、両資本主義にはとてつもない差があったというわけです。
9月11日の歴史的な総選挙によって、東にあったライン型資本主義には「処刑」が宣告されました。
9月18日のドイツの総選挙では、西のライン型資本主義にも処刑命令が下るかも知れません。その差わずか一週間。なんという歴史の皮肉でしょう。
でも日本と違って、ここにきて左派が巻き返してきて、ドイツは接戦のようです。
最新の世論調査では、キリスト教民主同盟と自由民主党の支持率合計と、社民党・緑の党・左翼党(社民党左派と旧東ドイツの政権党が合併して誕生)の支持率合計はほぼ拮抗しているようです。
ひたすら西のライン型資本主義が存続してくれることを祈るのみですが、へたに期待するとまた裏切られたときの絶望感が大きいので止めとこう。
タイガーズが弱かった頃にはあんなに一生懸命応援して、甲子園にも通ったものでしたが、強くなったら応援する気が失せたのはまったく不思議なことです。
何か、私は性格からか、常に少数派・弱い側に身を置いているような気がします。バブル崩壊の後、景気対策として公共事業の前倒しを日本のマスコミも応援していたときには、「くだらないコンクリート構造物が増えるだけだ」と一生懸命批判していたものでしたが、世の中で公共事業バッシングが一色になったら、「失業対策としての公共事業」を擁護するようになっているという具合です。
もし世の中で今の私のような主張が主流になるような時代が到来したとすれば、今度はそれを批判する側に回るのかも。