代替案のための弁証法的空間  Dialectical Space for Alternatives

批判するだけでは未来は見えてこない。代替案を提示し、討論と実践を通して未来社会のあるべき姿を探りたい。

滋賀県制作の石田三成CMと年貢の免除

2016年04月05日 | 真田戦記 その深層
 大河ドラマ「真田丸」。来週からは大坂編。いよいよ新婚ホヤホヤの石田三成が満を持して登場。土方歳三、藤原頼長を経て、はたしてどんな石田三成になることでしょうか。歳三も頼長もすばらしかったので、三成にも期待大です。

 ところで、石田三成といえば、滋賀県作成の以下のCMが話題に・・・。第一弾がすごく話題になっていましたが、いつの間にか第二弾ができていました。第一弾にもまして面白すぎて笑い転げました。貼りつけておきます。

石田三成CM<第二弾・総集編>


 動画も面白く、さらに寄せられているコメントも秀逸。「滋賀県民の税金は正しく使われている」とか凶作の際に年貢を免除した三成のエピソードに「どこかの総理より三成の功績のほうがスゴイ」など。二度笑えます。

 とくに佐和山城の大迫力石垣のCMは圧巻でした。そっか井伊家は、あそこまで徹底的に佐和山城を破壊したんだ、と逆に関心。やはり三成の祟りを怖れたのでしょうか。佐和山城、うかつにも行ったことがなかったので、是非行かないと・・・・・。

 さて、年貢を免除した石田三成。三成の盟友の真田昌幸も凶作の際には年貢を減免した記録が残っています。

 真田昌幸は第一次上田合戦の次の天正14年(1586)には家臣の塚本肥前守に対し、知行地内の百姓普請役を免除をした記録があります。領民は、上田合戦の際にあれだけ昌幸に協力して奮戦してくれたのですから、当然ですよね。文禄3年(1593)にも干ばつで吉田郷(現在の上田市吉田)が凶作だったということで、百姓役を半分に減免する内容の朱印状が残っています。(詳しくは、柴辻俊六氏の『真田昌幸』吉川弘文館を参照ください)

 上田市も、真田昌幸CMを作るべし! 「そっか、三谷幸喜さんに作られた逸話で腹黒のイメージが定着してしまっていたんだね!」



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