ぶはは、太巻組の日の出待ちまたも空振り(@『あまちゃん』)。
気象庁発表のリアル日の出時刻から逆算してすべてスタンバるなら、なぎ倒してガツガツ進めちゃえばいいのにね。ダブルヒロイン年長組・鈴鹿ひろ美さん(薬師丸ひろ子さん)の就任演説もぶった切って、なんならぶった切ってる前でカメラ回して“ぶった切られてアワアワしてるひろ美”のシーンに変更しちゃうとかさ。
あき(天野アキ=能年玲奈さん)が「お母さんお帰りなさーい」の代わりに「かっけー」って言っちゃったぐらい、アフレコで当てれば済むでしょうに。太巻得意の“機械でどうにでもする”戦法ですわ。純然たるアイドル映画なんだし。アイドルおたくしか観ないんだし。ここは巻きで行きましょうよ。巻かれて巻かれて太くなる。
・・・とはいえ、どうも太巻(古田新太さん)、アイドル映画と言いつつ初メガホンで舞い上がって、すっかり本格的に行きたいみたいですよ。本格映画。或る時間帯の空の雲を撮るためだけにスタッフを朝の5時だか4時だかにスタンバイさせておいて、自分は10時頃来て空を見上げて「・・今日はダメだな」と一言で撤収させてしまうという、某・国際派大監督(故人)のような、スイートでセルフィッシュなスケジュール管理っぷりです。そんなのがシーンのたびに2日3日続いたら、制作予算なんか幾らあっても足りないだろって話。
小説家さんやミュージシャンなど、印税的に成功した別分野のクリエイターのかたが長年の夢を果たすべく映画製作に乗り出した例も少なからず聞きますが(アーティストの若い貧乏時代はたいがい暇にまかせて映画を見まくっていますから、映画ってやつは“売れてカネが入ったらやりたい”憧れのジャンルなのです)、ほとんどが借金の山だけ残すイメージ。
太巻もこれで身上潰さないといいけどな。ミュージシャンなら返済のため向こう何年か地方ライブなど小金稼ぎ詰め詰めで働くという手もありますが、フトマッキーの場合いまさらバックダンサー詰め詰めというわけにはいかないので、得意の振り先(せん)で返済ツアーでしょうね。まずはあれだ、スーパー戦隊のEDだ。♪めっちゃ踊りたくなるなるなるDEダ~ンス!(@『獣電戦隊キョウリュウジャー』)みたいのをTVサイズと劇場版とドームシティヴァージョン、最低3パターン。あと悪の大幹部役として顔出しレギュラー出演も(ぶははははははは、そっちが見たいメインだったりする)。