M‐1決勝が明日(12月21日)に迫ってきたところで、『爆笑オンエアバトル』18日放送分をさらっと振り返っておきますか。前週11日放送分も録画視聴はしたのですが、きわめてそれなりな結果(1位フラミンゴ497kb、同点5位381kbでしずる、ヒカリゴケ)だった上、最後の次回予告の部分がそっくり録画ミス。したがって現時点でのディフェンディング・チャンピオン、トータルテンボスの出場も知らず出会いがしらとなりました。
そのトタテン、485kbで本日の2位と、チャンピオンとしてはまあまあの結果でしたが「まだこんなのやってるのか」ってぐらい安全パイな、“聞いたふうな態度のヘン店員”ネタでしたね。戴冠後ガチでネタ演っているのを見るのは久しぶりだったので、安定感以上のものを期待したのですが。演順三番手で、客席はまずまず温ったまっていたし、出の空気も最高で、“オンバトが育て送り出したチャンピオン”としてこれだけ好意的に迎えられているのだから、いま少し新境地を披露しようという姿勢があってもよかった。
初挑戦のモンブランズが僅差の3位481kbと大健闘。太鼓・お囃子ネタ自体は他の組も演っているし、ひとりのナレーションに合わせて、動く紙芝居式にもうひとりがアクションボケという形も珍しくないのですが、勢いは今週一番。冒頭の、恐る恐る試し叩き・試し打ちのくだりを丁寧にやったのがよかった。でもやはり真価は次オンエア待ち。
上々軍団4位465kbは、例によっての歌ネタにしては、“告白オリジナルソング”に絞った分、いつもよりくどさや押しつけがましさがなくてスマートにまとまっていたと思うけど、サファリパークのくだりは何がおもしろいのかまったくわからなかった。関東地方限定かな。ツッコミ鈴木がボケ岡見を「トキちゃん」と呼んでいるのに初めて気がつきました。それにしても、この人たちが昨年1回、満kbを出したのはいまだに返す返すも信じられません。あれはいったい何だったんだろう。
5位445kbのトップリードが、ネタの着眼や演じ方はいちばん緻密で完成度が高かったと思いますが、ちょっと小さなハコ向き、単独ライブ向きに過ぎたかな。全体に“大きめのクスクス笑い”に終始した感じ。でも、これくらいの小作りなネタで着実にオンエアを重ねられるようになったのは心強いですね。「下ネタになっちゃう~」は笑ったな。
で、演順9番手のトップリードがこのように“内向き”だった反動で、彼らに続いた演順ラストのブロードキャストがまさかの509kbで1位だったわけです。冒頭ツッコミ房野の「子供好き」からサッカー審判ネタへの持ってき方の強引さといい、粗いわ、房野は声の通り、ボケ吉村は滑舌が、例によってところどころ悪いわで、めちゃくちゃ乱暴なんだけど、なぜか不思議にここ最近のオンエア時のこの人たち、ひと皮剥けた頃のパンクブーブーや、勝ちパターンが決まってきた頃の三拍子、タイムマシーン3号辺りを思い出させる空気があります。ただ、“勝ちパターン”がどんなのかと言うと、まだふわふわして、海のものとも山のものとも。とりあえず、“吉村のボケを房野が入れ替えて演ってみて、結局さらにボケられる”構成は、もっと洗練してしつこく追求してみる価値あるかも。
今夜(20日深夜)は決勝イブということでM‐1特番もあるようですが、まだ決勝進出組の面子も未チェック。忙しくなってきました。
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