デジタルオーディオへのCD転送、在宅時間の合い間を縫ってどうやら380曲ほど移し終えました。いいペースではないでしょうか。PCへのCD取り込みの際、ジャンル名や、コンピ盤の楽曲ごとのアーティスト名などを、読み込みママでなく、転送後探しやすいように手入力でちょっと手直しするのが、積もり積もると結構な手間ですが、取り込み→転送作業そのものはまことにそれこそデジタルに、さくさく進んでおります。
ただ機体の小ささ薄さ軽量さに、使うほうがまだ慣れてないため、ケーブルもヘッドフォンも付けずに液晶画面にらんで転送内容確認操作や、壁紙張り替えとかしている最中に、電話がかかってきたりピンポーン来訪者があったり、鍋やケトルが煮立ってきたりすると、面白いように置き忘れて、その都度置いた場所がわからなくなります。玄関の靴脱ぎか?固定電話台か?はたまた最もタブーとすべきキッチン水まわり近辺か?延々探し回って、ふと気がつくとエプロンのポケットに入ってたり、取り説小冊子の間に挟まってたり。だってカード電卓より小さいんだもの。
クビからぶら下げとくか。別売りでストラップか何かなかったかな。
あと、PCでコピーして落とし込む式のこういう機材を持ってみて、数年前まったく意味のわからなかった“CCCD(=コピーコントロールCD)”の不都合さが初めてわかりました。遅いか。
CDラジカセかコンポで再生できれば何の問題もないじゃないかと思っていたのですが。当時はカセットウォークマンも修理後まだ元気で、『仮面ライダー龍騎』のソンコレなどシャッフルで録音しては、ずいぶん歩きながら聴いたものです。
なぜ02~04年の『龍騎』『555』『剣(ブレイド)』、個人的には特撮黄金期だった3作のライダーミュージックだけがCCCDになったのか、よくわかりませんね。そういう時代だったのかな。国内外の一部アーティストが、音のクォリティ、クラリティより権利保護を優先するレコード会社の姿勢に反発していろんな発言をしたり、もっと過激にレーベル脱退独立した人もいたと仄聞します。まさかレコード各社も、ここまで音楽のデジタル複製消費が一般化するとは思わなかったのでしょう。
噂ではコピーガードをくぐり抜けてまんまとPCコピーするソフトも出回っているらしいですが、自己責任で自宅PCのCDドライブをどうにかさせちゃったらえらいことですからね。
デジタルオーディオ、水没さえさせなければ、テープのたるみや残量を気にせずどこでも何十枚分ものCD相当コンテンツを持ち運びできる。いまさらながら優れものだと思います。軽く心配なのは、充電池の寿命だけですね。滅多にかけもかかりもしないのに、携帯のバッテリーはものすごく減りが速いのですが。
70年代初期、アナログレコードプレイヤーから始まった音響機器遍歴の旅ももうここらへんで終着にしたいもの。録音方式や媒体の変遷に振り回されるのはいい加減たくさんです。
…って、今後PCのOSが切り替わったら、またそれ対応のプレイヤー探さなきゃならないのかな。音響とIT、もう切っても切り離せないものなのか。そうしてみると CCCDなんて、ほとんど中世の、天動説時代の思想だったことになりますね。
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