イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

終盤の3ラン

2006-10-25 16:49:33 | プロ野球

日本シリーズ第三戦。一回の表ウラに先制点→逆転劇があってからは中盤、両投手が立ち直って膠着状態に。

このままのスコアだったら、ファイターズ、勝っても不完全燃焼だろうなぁと思っていたら、やっぱり頼りになる男・稲葉選手が打ってくれました。

スワローズ時代に日本一を三度経験しているということが、こんなところにあらわれてくるのでしょうか。あのローボールは普通ホームランにならないと思うんですがよく飛びましたね。家人は「ゴルフスイングみたい」と言っていました。セギノールを抑えてよしっ!と思った矢先だけに、ピッチャーにはこたえたでしょうね。

終盤押し詰まれば詰まるほど、追加点は効きますね。しかも一発3ラン。残りあと1イニング抑えればという時点で、3-1の2点差と、6-1の5点差ではえらい違いです。

昨日の試合ではない、別の試合でですが、当時解説者だった野村・現楽天監督も「5点差あれば、“満塁ホームラン打たれてもまだ1点リードだ”と言ってピッチャーを元気づけることができる」と語っておられましたから。

それより、昨日の試合のテレビ映像。フェンスの随所に“seicomart”“アインズファーマシー”“パチンコマルハン”“ひまわりグループ”“パーラー太陽”などの超ローカルな広告。それも、各社の広告費との兼ね合い?で、デカいフェンスに微妙に字が小さい(コケ)。いや~札幌でやってる日本シリーズだなぁ、実に札幌だなぁという実感がありました。名古屋の皆さん、名古屋発祥のパチンコ、札幌ではいまや娯楽の基幹産業ですよ(か?)。

今日の第四戦は舌禍事件でプレーオフ出場停止だった金村投手が先発。昨日不発でリストバンドと、ベンチタオルの赤さだけが目立った新庄選手に、そろそろキャラの明るさだけでない“実弾”での援護を期待したいところです。

もうひとつ、先日ここでご紹介した“ブログ人のトラ場”、とりあえず今週のテーマページへのリンクだけ貼っておきます。途中経過も見られる…はずです。

http://blog.ocn.ne.jp/toraba/toraba.php?t=091

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風の歌を見よ

2006-10-24 17:43:29 | 競馬

終わって見れば「クラシック三冠の壁は厚かった」でまとめられてしまったメイショウサムソンの菊花賞。

前日までの単勝オッズが2.0倍、当日が1.9倍。同じく2冠で挑んだ菊花賞ということで比べると、83年のミスターシービーが2.1倍、94年のナリタブライアンでさえ1.7倍でしたから、人気し過ぎでも過小評価でもない、リーズナブルな支持率と言えるでしょう。

サムソンと石橋騎手自身は正々堂々、いいレースをしたと思います。

物足りないとすれば、ちょっと運びが優等生過ぎました。ハナを切って自分のペースに持ち込んだアドマイヤメインを射程圏において直線で追い出す。でも結果的につかまえるどころかケツを嘗めるまでもいかず、自分の真後ろでマークしていたドリームパスポート、さらに後方で死んだ振りをしていたソングオブウインドにも並ぶ間もなくかわされてしまいました。

昨年三冠馬となったディープインパクトの無傷な戦歴、大手牧場の一流血統という出自に対比するかのように、“雑草派”“野武士”などと表現されてきたメイショウサムソン。でも野武士といえども三冠を期待され1倍台の人気を背負ってしまうと、こういう型に嵌まった、教科書的良い子ちゃんな競馬になってしまうものなのか。最後の一冠は三千メートルという特殊かつ過酷な距離なので、陣営も作戦をずいぶん考えたことでしょう。

アドマイヤメインが行くのは織り込み済み。トライアル先着のドリームパスポートにマークされることもわかっている。そんなガチガチの状況の中、ダメもとで野武士の名にふさわしい乾坤一擲、無手勝流でウオーーッと斬り込むような奇襲も見たかった気がします。

ところで、勝ったソングオブウインドは青鹿毛、2着のドリームパスポートも青鹿毛。馬の毛色の中でも、青鹿毛は大好きです。ソングの父馬はエルコンドルパサーで黒鹿毛でしたが、黒鹿毛の黒さは、陽が当たると橙色がかった赤褐色に縁取られて見える。青鹿毛は、読んで字の如く、光の中で本当に青みが勝る黒さなんですね。この青さが実に野生的で好きなんです。馬は草食動物ですが、走るときだけは猛獣。鹿毛や栗毛の馬には牧場がお似合いですが、青鹿毛の馬にはサバンナがお似合い…なんてことはないでしょうか。ともあれソングオブウインドの次走以降、三冠の呪縛の解けたサムソンの巻き返しも含めて期待して見守りたいと思います。

ところで、昨日の記事に、ブログ人のトラ場に興味のあるかたは“ブログ人”で検索してホムペに来て見てくれ…なんて意味不明な迂回したことを書きましたが、自分のブログをよく見たら、ブログ人へのリンクがサイドバーにちゃんと貼られてあるではないか(コケ)。自分で設定決めたはずなのに、こんなこともわかっていなかった。大恥です。来訪者を誘導しようなんて大それたことを考える前に、自分のブログぐらいちゃんと見よ、でした。

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ファイターズ敵地で初戦奪取ならず

2006-10-22 14:57:19 | プロ野球

ダルビッシュ投手、大崩れはしていないんですけどね。

もうひとつ躍動感が無かったかな。とにかく長身で腕長い、脚長い、顔小さい(←関係ない)ですから、いい時は一挙手一投足マウンド上からはみ出すような伸びやかさがあるし、内面のテンションが上がってくると吼える!叫ぶ!のに、昨夜はそんなシーンも見られませんでした。プレイボール前のベンチでの表情もテレビに映し出されてましたが、彼にしては硬くて、いつもの、いい意味でのふてぶてしさがなかったように見えました。

でも高卒プロ入り二年坊主ですからね。ジャイアンツの桑田投手も二年目の87年に開花してシーズン15勝挙げ、日本シリーズでも投手陣の軸を期待されましたが、シーズン中のいい面がサッパリ出ず一勝もできなかった。シリーズには独特の重圧があるんでしょう。

しかし、第一戦の先発投手というのは、シリーズがもつれて六戦、七戦まで行ったときもう一度出番があるという、非常に信頼度が高くなければ任されない立場でもあります。

できれば今シリーズ中に、捲土重来の機会が回ってくるといいですね。来年以降のこともあるし、日本シリーズとは相性が悪いんだ…みたいな感触を持ち越して欲しくない。

で、今夜はプロ一年坊主、もとい実力ルーキーの八木投手が先発の見込み。

シーズン中にはダル君にユニフォームを貸して勝ち星挙げられちゃったこともある八木投手ですが、なんとなく打線の援護に恵まれないことが多いのが気がかりです。第二戦は主力打者の連打、長打爆発を期待しましょう。

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浅い衝撃?

2006-10-21 21:08:55 | 競馬

「ディープインパクトから薬物」。秋のGⅠシーズンを黒く塗り潰してしまったようなニュースですが、第一報に接したときは不思議に驚きはありませんでした。

「ああ、やっぱりこういうことになったか」…これがいちばん近い感想です。

いままでのこの馬のパフォーマンスから、ドーピングの匂いを感じていたというわけでは決してありません。

ただ、この馬は、何かにつけて中央競馬会の“とにかくウチの看板役者として盛り立てたい”という意図や計算、作為が先行して見え、ひょっとしたら途方もなくファンの期待や願望を裏切る形で競走馬としての表舞台から退場するのではないか…という予感がしていたのです。

続報をいろいろと読み聞きして、薬物が不正に一時的に競走能力を上げる、いわゆるドーピング目的ではなく、凱旋門賞に備え八月に渡仏した直後、呼吸器の不調をきたしたための、純粋な医療行為だったということがどうやらわかってきて、初めて残念な気持ちになりました。

80年代末から90年代初期にかけ競馬界を超えてアイドルホースとなったオグリキャップという馬がいました。圧倒的に強いかわり身体的にはいろいろ難しい所も抱えていて、まずどえらく太りやすい体質。レース前までに体重が絞りきれないので、関西の厩舎からわざわざ関東に輸送して追い切りをかけて関西に帰厩、レース前に再び東上して出走、それでも当日測ったらプラス体重で担当の厩務員さん(奇しくもディープを管理する池江調教師の兄上でした)を呆れさせたり冷や汗かかせたりもしました。そんな中でも内蔵するモーターが違いますから好勝負を続けましたが、高馬力ゆえに激走が続くと脚に溜まる疲労もはなはだしく、熱を持ったような状態になりますから、温泉に滞在して疲労をやわらげたり、レーザー光線を当てて治療したり。厩舎に帰ってきたと新聞に載ると、また絞れるか?絞れないか?今日は馬場入りしたか?時計を出したか?ファンはそんな報道に一喜一憂しながらレースを待ったものです。

今回、渡仏後のディープから伝わってきたのは絶好調の情報ばかり。黄信号と受け取られかねない呼吸器の不調などは、日本の応援ムード、勝てるぞムードに水をさすからと報道を自粛したのでしょうか。一喜一憂を共有できない対象には、本当の意味でのファンシップは育ちません。ただものすごく強く、勝ちまくっているだけでは心が添って行かないのです。

ディープがもう一度(あるいは初めて)、ファンの心を本当の意味でとらえるためには、この逆風の中で、あと一回だけ、翳りのない勝利を見せて退場するのがいちばんいいのでしょうが、それが翳りのない勝利であればあるほど、一度発生した“残念感”は拭えないかもしれません。

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ブログなんて付録、もしくは…

2006-10-20 14:46:00 | インポート

いやほんと、ついこのあいだまでそう思ってたんです。

「誰もが情報の発信者になれる」という、ネットの長所を語るフレーズを聞くたび、“投票者より立候補者の方が多い選挙”みたいなイメージしかわいてこなくて。

しかし、何かちょっとしたキイワードでも、検索かけるとヒットするブログの本数の多いこと。…実際、プライベートブログをいくつか渡り歩くだけで解決のついた事項もあります。

ブログなんて活字媒体の付録、もしくはたまたまヒットした“フロック“のようなものだろうとタカをくくっていましたが、そろそろそういう姿勢は改めるべきなのかなと思い直しました。

で、とりあえず、引っ越したばかりの街の郵便局に百円で通常貯金の口座を作るような気持ちで、このブログを始めてみました。更新したり、メンテしたりする時間、スキル、どうするんだ??まだアテはありませんが、検索で利用する受け手としてだけではなく、自分も送り手のひとりとなってみれば、見えてくるものもあるのではないかと思っています。

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