りんごの里から

毎日の出会いの写真をお届けします。

「重陽の節句」

2010-09-09 | 楽しいお茶クラブ
<楽茶クラブ> 9月の例会でした。

桃野先生から「長月」についての禅語をいくつか聴きました。名月を詠ったものが多いですね。
「 清風払名月 」
「 水和明日流 」

含蓄ある先生の講義には、時間の経つのを忘れてしまうくらい、引き込まれていきます。

献上銘菓<千代ぐるみ>でお茶を一服(先に主菓子でも頂いています)。
            

今日、9月9日は、奇数は陽であり、陽数の極である9が重なる日はめでたい日であることから五節句の一つの「重陽の節句」のお話も。

旧暦では、菊が咲く季節であることから「菊の節句」とも呼ばれています。
学生時代、通っていた茶道(遠州流)の先生宅で、床の間に飾られた真綿で包まれた菊が飾ってあり、「菊の着せ綿」の意味を聞いて、お抹茶を頂いたのも懐かしい思い出です。

ー平安時代の貴族は、前夜、菊に真綿を置いて、露を染ませ、それで体をこすって、健康(長寿)を祈ったそうです。また菊酒(菊の花を浮かべた)も頂いたとかー。やはり優雅ですね。

無駄の無い理にかなった<和室と畳>に関するお話も。

先生のお話を聴いてても、「茶道は総合芸術である」とつくづく感じます。

終わって知事公舎をでたら、なにやら賑やかな声援、母校の運動会でした。各団の伝統の応援合戦のようでした。覗いてみたかったですが…

家の菊です。今年は日照りで大変でした。
   
コメント (6)
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