おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

10月の花たち(4)

2008年10月30日 | 魅惑の花たち
10月の花たち(4)


ハイビスカス、オキザリス共に俳句では夏の花です。とはいえ花期が
長すぎて今でも盛んに咲いています。
ハイビスカスは仏桑花(ぶっそうげ)とも言い、アオイ科。
オキザリスはカタバミのことで、この画像の花は園芸種です。

丸窓の画像はマクロレンズによるケラレが原因ですが、面白いかと
思って出してみます。

















ホトトギス

2008年10月30日 | 魅惑の花たち
ホトトギス(ユリ科)
ホトトギスはユリ科です。とてもユリ科とは思えないですね。
日本の特産種です。私は自生種は見たことがありません。見たのは全て
植栽されているものです。栽培されているものの多くは台湾原産のタイワンホトトギスと
日本原産のホトトギスの雑種とのことです。

花被片は六枚で地色は白色ですが、紫色の斑点がビッシリとついているので
紫色の花に見えます。この斑紋を鳥のホトトギスの胸の斑紋に例えて同じ名が
付けられたわけですが、実際にホトトギスの胸にあるのは黒い縞模様です。
   (草木花歳時記を参考)
















10月の花たち(3)

2008年10月30日 | 魅惑の花たち
10月の花たち(3)
フジバカマ・メドーセージ・シュウカイドウ・ハゼランです。

フジバカマ(キク科)
フジバカマは秋の七草の一つとして、古来から広く知られていたキク科の花です。
万葉集にもあり、源氏物語にも「藤袴」の巻があります。古くは「紫蘭」とも言っていて、
西行の山家集にも「紫蘭」として藤袴が出てきます。
花名の由来は「筒型で藤色の小花が寄り集まっている」所からのようですが、
確実とはいえないようです。白花もあります。
近年、自生種はなかなか発見できず、絶滅危惧種になったようです。
でも拙宅の近くを少し歩けば、野原に自生しているのや、公園などで
植栽されているのをよく見かけます。

ふじばかま淡きを花のこころとも  (田村萱山)

シュウカイドウ「秋海棠」(シュウカイドウ科)

1600年代半ば以前に中国南部から日本に移入されたようです。「花の色、海棠に似たり、
ゆえに名付く」とありますが、海棠とは色以外には似ていません。属名を「ベゴニア」と
いいますが、この属は盛んに品種改良がなされています。
    (以上、「草木花歳時記」を参考)

メドーセージ、ハゼラン「三時草」については割愛します。